「マイナンバーカードを作りそびれた」「マイナポイント申し込みが間に合わなかった」という方に朗報です。最大2万円分のポイントを受け取れる「マイナポイント第2弾」が2022年1月1日からスタートしました。すでにマイナポイントを受け取り済みの方にも、最大1.5万円分の新たなポイントが準備されています。どんなお得ポイントがあるのかを見ていきます。
目次
マイナンバーカードの目的は?
・マイナポイント実施の目的
マイナポイント第2弾の内容
・1)マイナンバーカードを新規で作成すると5,000円分のポイント付与【マイナンバーカード申請期限は2022年9月末】
・2)健康保険証としての登録をすると7,500円分のポイント付与【2022年6月30日申込開始】
・3)預貯金口座情報の登録で7,500円分のポイント付与【2022年6月30日申込開始】
マイナンバーカードの目的は?
「公平・公正な社会の実現」のため、「行政の効率化」「国民の利便性の向上」を目指して作られたマイナンバー。マイナンバーが記載され、本人確認のための身分証明書として利用できるのがマイナンバーカードです。
マイナンバーカード普及促進のため「マイナポイント事業」が2020年9月からスタート。普及率はポイント付与スタート時の19.4%から41.0%と2倍を超える伸びとなりました(2022年1月1日時点)。ただ、政府の目標は2023年3月末までに「ほとんどの住民がマイナンバーカードを保有」することで、ゴールにはまだ遠い状況です。
マイナポイント実施の目的
岸田政権発足後、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策の一つとして掲げられた「デジタル田園都市国家構想」の中に「マイナポイント第2弾」が組み込まれました(2021年11月19日閣議決定)。
第1弾と同じくマイナンバーカードの普及促進のほか、消費喚起、生活の質の向上のために実施(関係省庁は総務省、厚生労働省、デジタル庁)。マイナンバーによって健康・医療・介護、教育等の情報がデータ化され、 行政手続きのオンライン化も進み、それによって人々の生活利便性が向上するというものです。
「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」も2021年12月下旬にリリースされ、マイナンバーがあれば簡単に証明書が発行できるようになっています。
第2弾はポイント付与の対象が増えます。最大2万円分のポイントが付与されます。
マイナポイント第2弾の内容
今回のポイント付与の対象は3つです。
- マイナンバーカードの新規取得に対して、最大5,000円分
- 健康保険証としての利用登録を行うと、7,500円分
- 預貯金口座の情報(公金受取口座)※の登録を行うと7,500円分
※ 公金受取口座登録制度 |デジタル庁
(1)〜(3)の合計で、最大2万円分のポイント付与となります。
すでに2021年に(1)のマイナポイント5,000円分を受け取っている方は、第2弾では最大15,000円分のポイントが受け取れることになります。
1)マイナンバーカードを新規で作成すると5,000円分のポイント付与【マイナンバーカード申請期限は2022年9月末】
マイナポイント第1弾と同じく、マイナンバーカードの交付申請をし、取得後にマイナポイントを申し込み、20,000円分のチャージや買い物をすることで、最大5,000円分のポイントを受け取れます。マイナンバーカードの申請期限は、2022年9月末までです。
マイナポイントの利用は延長
第2弾で最大5,000円分のポイント付与を受けられるのは以下の場合です。
- これから新規でマイナンバーカードを作成する
- マイナンバーカードは作成したが、マイナポイント第1弾に申し込まなかった
- マイナンバーカードを作成しマイナポイント第1弾に申し込んだが、20,000円分のチャージや買い物をしなかった
独自の追加ポイントを用意する事業者も
マイナポイントの申込先の決済サービスは100種類以上あります。参加事業者の1社であるJR東日本は、Suicaへ2万円分チャージしてマイナポイントが5,000ポイントになると、1,000ポイントのJRE POINTをプレゼントという独自キャンペーンを実施するようです(マイナポイント第1弾の参加者は対象外)。
2)健康保険証としての登録をすると7,500円分のポイント付与【2022年6月30日申込開始】
2021年10月から、マイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになりました。マイナンバーカードに健康保険証としての機能を持たせると、以下のようなメリットがあります。
- 異なる医療機関でも薬剤等の情報を共有できる(本人同意のもと)
- 高額療養費制度の限度額を超える支払いをしなくてよくなる(限度額適用認定証が不必要に)
- 医療機関や薬局の受付での事務処理の効率化
- 医療保険者が同じなら、就職や転職、引っ越しをしても使い続けられる
参考:マイナンバーカードの健康保険証利用の本格運用がスタートしました |デジタル庁
すでにマイナンバーカードに健康保険証を登録済みの方もマイナポイント7,500円分付与の対象となるようです。
ポイント付与の申込開始時期は、2022年6月30日です。申込期限があり、2023年2月末までとなっています。
3)預貯金口座情報の登録で7,500円分のポイント付与【2022年6月30日申込開始】
公金受取口座登録制度とは、今後発生するかもしれない給付金等の受け取りのための口座として、預貯金口座情報を一人一口座、任意で登録する制度とのことです。
公金受取口座の口座登録手続きは、事前にマイナポータルからできます。ポイント付与の申込開始時期は2022年6月30日です。申込期限は2023年2月末までとなっています。