再上場への期待

今年4月に、ラッキンは2.5億ドル(約320億円)の資金調達に成功した。収益化を達成した今、次のステップとして同社が再び上場することに期待が寄せられている。

しかし、そこで懸念されるのがコロナ感染拡大による影響である。ラッキンによると、1日あたりの臨時休業店舗数は700店舗から950店舗にまで増加していた。同社はコロナ禍がもたらす市場圧力により、近いうちは引き続き業務にマイナス影響が出るとの見方を示した。

また、今後については引き続きヒット商品の開発に注力し、他社との差別化に尽力していく姿勢だ。夏に向けて同社は最近「抓马西瓜拿铁」(スイカ・ラテ)を打ち出しており、フルーツとコーヒーのコラボを模索し続けていた。

まだまだコーヒーブームが終わらない中国市場で、ラッキンコーヒーがどのような成長を遂げていくのか、今後も注目していきたい。

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