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中国製高級車で初めて販売台数1位になった「HiPhi X」
どこを走っているか丸わかり。車載カメラの映像が共有される
メーカーは「プライバシー漏えいの心配なし」と言うが…
中国製高級車で初めて販売台数1位になった「HiPhi X」
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中国の華人運通(Human Horizons)が開発し、新興EVブランド高合汽車から2021年に発売した「HiPhi X」は、通常のドアとガルウィングドアを組み合わせた「スプリットリアドア」を採用した6ドア・4人または6人乗りのSUVです。
バッテリー容量は97kWhで最大航続可能距離は610km。前後に220kWの高出力モーターを搭載し、時速100kmまでの3.9秒で到達可能な、スーパーカー並の性能を誇ります。
価格は68万元(約1300万円)からの高級車で、2021年下期にはポルシェやメルセデス・ベンツといった高級ブランドを抜き、中国製高級車として初めて中国の高級車販売台数1位に輝きました。
世界初となるものも含む数々の最新技術・機能が採用され、車両同士が無線通信し事故の予防などを実現する車車間通信の相互接続機能も搭載。
しかし、これらの最新技術が原因で思わぬ騒動に発展してしまいました。
どこを走っているか丸わかり。車載カメラの映像が共有される
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HiPhi Xに搭載されている車車間通信の相互接続機能ではビデオ共有機能も使用可能となっていますが、これをオンにすると各地を走るHiPhi Xの車載カメラを見ることができ、ドライバーがHiPhi Xでどこを走っているのか分かってしまうそうです。
このことを中国の有名ブロガーがSNSに投稿。HiPhi Xのディスプレイには、他のドライバーが走行中の地名が表示され、それを選択するとそのドライバーがどこを走っているのか、車載カメラを通して丸わかりになっていました。
このビデオ共有機能は、メーカー出荷時にはオフになっていて、オンにする際には同意が必要。しかし、その内容や意味を理解しないまま設定してしまうドライバーも中にはいるようです。