持ち帰り方

釣れたカサゴは絞めずにクーラーに入れる。この時、しっかり氷を効かせておくと、ほどよく絞まる。

ただし、刺し身で食べる分はナイフなどを使って締め、血抜きをしたほうがいい。今の時季はよく釣れるので乱獲をせず、食べる分だけにとどめておこう。

下処理1

持ち帰ったカサゴはウロコを剥ぎ、エラとワタを取る。20cm前後の大型は頭を落とし、3枚におろしたほうが揚げやすいが、15cm前後の小型なら、頭を付けたままでもカラッと揚がる。

釣り人的「定番レシピ」:カサゴの唐揚げ 揚げ温度にひと工夫
(画像=ウロコを剥いでワタを取る(提供:TSURINEWSライター松田正記),『TSURINEWS』より 引用)

下処理2

今回は小型のカサゴを使用。さばく時は頭近くに包丁を入れ、頭を落とさないように途中で止める。あとは背開きの要領でバタフライにしていく。

釣り人的「定番レシピ」:カサゴの唐揚げ 揚げ温度にひと工夫
(画像=バタフライにする(提供:TSURINEWSライター松田正記),『TSURINEWS』より 引用)

初めの1~2尾は失敗するかもしれないが、3尾、4尾と数を重ねるうちに要領が掴めてくる。

片栗粉をまぶす

下処理が終わったら、片栗粉をまぶす。魚全体にまんべんなく付けるのがコツだ。参考までに、プロの料理人のなかには刷毛を使う人もいる。

重要ポイント

揚げる際は170℃の油に、そっと入れる。気泡が大きいうちは同じ温度で揚げ、徐々に160℃ほどに下げていく。気泡が落ち着いたら、150℃くらいに下げる。そのまま気泡は小さくなるなで、じっくり揚げ続ける。

釣り人的「定番レシピ」:カサゴの唐揚げ 揚げ温度にひと工夫
(画像=気泡が小さくなるまで揚げる(提供:TSURINEWSライター松田正記),『TSURINEWS』より 引用)

ポン酢&ゴマ油でいただく

揚がったカサゴは油を切って皿に盛る。これにポン酢とゴマ油をかければできあがり。好みで刻んだ小ネギや、もみじおろしをのせてもGOOD。

加工食品としても

余った分は片栗粉をまぶした状態で保存。冷凍で3か月ほど持つ。加工食品として近所に配るとかなり喜ばれる。ちなみに冷凍したものを揚げる際は半解凍し、再び片栗粉をまぶして揚げる。時間がかかる料理だけに、シケで釣りに行けない日に挑戦してみたはいかがだろう。

<松田正記/TSURINEWSライター>

提供元・TSURINEWS

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