外敵もいない?

メバルはもともと外敵が少ない魚だとは言われる。シーバスもメバルをおそらく食わないしボラもそうだろう。タチウオなんかが悪さをしそうだが、今の時期はいない。チヌもメバルを食わない。

今はメバルのおなかを見てみてもバチパターンなので、バチパターンといえば、のシーバスもかなり動いているはずなのだが、ベイトが重なっていてもこの二魚種は捕食で喧嘩はしない。さすがにシーバスにガンガン捕食のスイッチが入っているときにはメバルはビビるはずだが。

アジがいない上に、外敵と喧嘩しない。これがおそらく今、メバルが多い理由だ。水温も14℃~16℃前後と、ずっと適水温で安定しているのも大きい。

プラグで攻略しやすい

筆者はジグ単でずっとメバリングをしてきた。これまで釣ったメバルの90%以上はジグ単で釣っている。この春はなぜかワームがあまり効かない。特にオープンに投げるときには軽量リグを使って表層をふわふわさせていても、食わない。

これはおそらく、メインベイトのバチが浮ききっているから、魚がド表層を意識していて少しでもレンジが入るとダメなのだ。キワの巻きならばまだしも、オープンに浮いているメバルはフローティングミノーの方が間違いなく釣れる。

プラグに好反応なのもこの春のメバルの特徴で、ほぼすべてフローティング系のミノーで釣っている。これまた不思議なのだが、一つのプラグを同じ場所に投げ続けても、メバルらしくなく、スレることがない。見切らずに、ずっと食い続けてくる。高活性すぎる。何をするとスレるかといって、バラシとリリースだ。特にリリースは禁物で、どれだけ爆アタリしていても一度陸に上げた魚を戻すと、そいつと一緒に群れが散ってしまう。