エールディビジ（オランダ1部）PECズヴォレに所属のDFファン・ウェルメスケルケン・際（27）は、オランダ国内で日本食ビジネスを手掛けていたが、先月に破産宣告を受けたようだ。オランダメディア『rtv Oost』が先月27日に伝えている。
ファン・ウェルメスケルケン・際は、昨年にオランダのレークに『Sushi Roku』をオープン。今年4月にはズヴォレに2号店を構えていたが、社員に対して数ヶ月間にわたり給料を支払っていなかったことが発覚。テナントの改装工事を行った業者に対して費用を支払っていないことも明らかになっている。
『rtv Oost』の報道によると、同選手をはじめ日本人の投資家グループは昨年12月の時点で事業から撤退したとのこと。先月末になって、正式に破産宣告を受けたという。
また、寿司店の元社員は未払いの給与分として4万ユーロ（約530万円）の支払いを要求。弁護士を雇い経営者との話し合いを行っていたが、弁護士費用の高騰により次第にグループを脱退する元社員が増加。経営側は脱退した人に対して、給与の支払いを行っているようだ。
なお、ファン・ウェルメスケルケン・際はヴァンフォーレ甲府の下部組織出身。高校卒業と同時にオランダへ渡りドルトレヒトでプロキャリアをスタートさせると、2019年夏にPECズヴォレへ加入。昨年2月にひざの大怪我により長期離脱を余儀なくされていたが、今年1月に復帰していた。
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