少し頑張れが手が届く価格で、本格時計の魅力を楽しめる20万円前後のミドルレンジの腕時計。クラシックな3針モデルはジャンルの特性上、デザインに縛りが生じてくるが、明確な定義のないスポーツ系モデルは自由度が高く、多彩なバリエーションがラインナップされているのも特徴のひとつ。
モーリス・ラクロアのアイコンのように近年トレンドとなっているラグジュアリースポーツのテイストを取り入れたモデルのほか、文字盤をくり抜いてムーヴメントをクローズアップしたスケルトンモデルなど、デザイン性の高いモデルも多い。ファッション的な要素を重視して時計を選ぶのも面白いだろう。
今回は、近年のトレンドジャンルとなっている“ラグスポ系”のモデルと、機械式ムーヴメントのメカニカルな造形を楽しめる“スケルトンモデル”に注目。10万円台から20万円台の価格帯から、それぞれ編集部がおすすめするモデルを紹介していく。
【狙い目のラグスポ系モデル01】
YEMA(イエマ)
リストマスタートラベラー
“リストマスター トラベラー”は、1960年代に製造されていた“リストマスター”の復刻プロジェクトで、イエマのCEO兼デザイン責任者であるクリストファー・ボール氏が製作したモデルのひとつ。近年、時計界でトレンドとなっている“ラグジュアリースポーツ”をコンセプトにした、ヴィンテージ感を漂わせるデザインが魅力的だ。光沢のあるブラックラッカーの文字盤には、オールドラジウムカラーの夜光インデックスを配置し、アンティークの雰囲気を演出している。
【問い合わせ先】
イエマジャパン
TEL.03-5875-8810
【狙い目のラグスポ系モデル02】
MAURICE LACROIX(モーリス・ラクロア)
アイコンデイト42mm
1990年代の名作カリプソの復刻版として登場したアイコンコレクション。ケースとブレスレットを一体化させた独特のデザインに加え、アームを備えたベゼル、クル・ド・パリ装飾の文字盤など、立体的な意匠が高級感を醸し出している。
【問い合わせ先】
DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン
cg.csc1@dksh.com
【狙い目のスケルトンウオッチ01】
EDOX(エドックス)
デルフィン メカノ60TH アニバーサリーリミテッド エディション
世界初の特許を取得した防水機構ダブル-Oリングを備えて1961年に発表された“デルフィン”をベースに、機能の両面でブラッシュアップを施して誕生した人気モデルの限定仕様。スケルトン文字盤と高度な防水性の組み合わせが魅力。
【問い合わせ先】
GMインターナショナル
TEL.03-5828-9080
【狙い目のスケルトンウオッチ02】
RADO( ラドー)
True Secret
プラズマハイテクセラミックを採用し、肌に吸い付くような装着感と高度な耐傷性を実現。ミニマルな文字盤により、小窓から見えるムーヴメントと外装の質感を際立たせている。80時間パワーリザーブを備えたCal.C07を搭載。
【問い合わせ先】
ラドー/スウォッチ グループ ジャパン
TEL.03-6254-7330
文◎船平卓馬(編集部)
提供元・Watch LIFE NEWS
【関連記事】
・【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
・【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
・進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
・菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
・アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?