目次
フリーランスがソフトウェア開発で収入をアップさせるポイント
フリーランスがソフトウェア開発の案件を獲得する方法
おわりに
フリーランスがソフトウェア開発で収入をアップさせるポイント
フリーランスの場合、努力することを怠れば、仕事を失いかねません。せっかくフリーランスになったのならば、会社員時代よりも2倍、3倍と報酬をもらいたいものです。フリーランスがソフトウェア開発で収入をアップさせるのに大事なポイントを解説します。
ポイント1. 大規模アプリ開発の経験
数百万人のユーザーが同時に利用するようなWebアプリでは、負荷分散のためのスケーリングやロードバランシングなどの技術が必要になります。
大規模システムでは、レスポンス速度を向上させたり、高品質で安定したサービスを継続的に提供したりすることが、何よりも求められるのです。こういったスキルは、本を読むだけで身につくものではなく、実務経験を通じて得られるものです。プログラミングだけをするフリーランスは卒業して、こういった経験が培われる案件にも積極的に取り組べきでしょう。
ポイント2. 開発全行程の経験
システム開発には、大まかに分けて、つぎの6つの工程があります。
- 要件定義
- 基本設計
- 詳細設計
- プログラミング
- テスト
- 保守・運用
プロジェクト全体で一番人員が必要なのが、詳細設計、プログラミング、テストのフェーズです。そのため、このフェーズにフリーランスエンジニアが多く動員されます。
しかし代替が利くポジションでもあるため、凄腕プログラマーでもない限り、このフェーズだけで収入をアップし続けるのは難しいでしょう。ワンランク上のフリーランスエンジニアになるには、上流工程と言われる要件定義、基本設計の経験は必須です。
また最近では、AWSやAzureといったクラウドサービスの登場で、DevOps手法も取り入れているところもあるので、保守・運用の経験があれば尚良しです。DevOpsとは、開発(Development)と運用(Operations)サイドが連携して協力開発する手法のことを指します。
こういった全行程を経験することで、プロジェクト全体を管理するマネジメント業務を任されることにもつながるでしょう。
ポイント3. 最新技術
プログラミング言語やフレームワークのバージョンアップや新しい技術の導入スピードは、年々増しています。これらの情報をいち早くゲットし、自分のスキルとして取り込むことができるフリーランスエンジニアは、企業にとっても重宝したいはず。
仕事だけでなくプライベートでも、新しい技術や情報に触れておくと役に立つことも多々あるでしょう。
フリーランスがソフトウェア開発の案件を獲得する方法
最後にフリーランスエンジニアの方がソフトウェア開発の案件を獲得するために、活用すべきサービスなどを解説します。ぜひ今後の参考にしてください。
方法1. フリーランスマッチングサービス
「仕事を発注したい人」と「仕事を受注したい人」をマッチングさせるサービスが、フリーランスマッチングサービスです。自分のスキルを発揮できそうな案件やチャレンジしたい案件に応募して、お互いの合意があれば契約が成立する流れになります。
マッチングする手間はありますが、仲介手数料が0〜20%程度と控えめなサービスが多いのが特徴です。
マッチングサービスならWorkshipがおすすめ
代表的なフリーランスマッチングサービスとして『Workship』があります。
☆Workshipの特徴☆
- 40,000人以上のフリーランス・副業ワーカーが登録
- 土日、週1、フルタイム、リモートなど、働き方にあわせた案件あり
- 案件への参画が決まると、お祝い金として1万円を受け取れる
- 成約者は、特別な優待サービスを利用できる
- 案件受注者からいただく手数料は0円
Workshipでは、エンジニアやデザイナー、ディレクターでの募集案件が多いのはもちろんのこと、SEOなどを行うWebマーケターや広報、財務関連の仕事の募集も行われています。
エンジニアのなかでも、JavaScriptやPHPといったWeb系の開発言語を扱う案件が多いのも特徴です。
方法2. フリーランスエージェント
フリーランスエージェントに登録すると、エージェントから希望条件に合った案件を紹介してもらえます。
ただし自分で営業活動を行わない分、仲介手数料としてマージンが発生します。仲介手数料の相場は10%〜40%が一般的で、手数料を開示しているエージェントもあれば、非公開のエージェントもあります。営業活動や条件面での交渉が苦手な方は、エージェントの利用を検討してもよいでしょう。
またひとつのエージェントに絞るのではなく、複数のエージェントに登録するのがおすすめです。エージェントごとに抱えている案件が異なるだけでなく、同じ案件でも条件が少し変わっていることもあります。
方法3. クラウドソーシングサービス
代表的なクラウドソーシングサービスとして『クラウドワークス』や『ランサーズ』が挙げられます。マッチングサービスやエージェントと比べて案件数も多く、案件によってはいますぐ取り組めるものもあります。
しかし個人や匿名で発注を行っている案件も多く、単価は比較的低めです。またエージェントと同様、仲介手数料と呼ばれるマージンが発生するものが多いため、業務完遂後の報酬額すべてを受け取れるわけではありません。案件の選別や申し込み、単価交渉なども自分で行う必要があります。
方法4. セミナーなどで人脈を広げる
フリーランスにとってコネクションは大事にすべきものですが、エンジニアでも同じです。常日頃から人脈を広げる努力は積極的に行っていきましょう。どこのご縁で案件獲得につながるかわかりません。
IT関連の業界では、セミナーや勉強会、交流会がよく開催されています。ただし、前のめりになって出会ったその場で「案件、案件」となっては印象が悪くなるので、エンジニアとしての自分の存在を相手に印象づけることを優先するように心がけましょう。
方法5. 友人・知人の紹介
フリーランスの案件探しでよくあるのは、既存のクライアントや知人・友人から案件を紹介してもらう方法です。メリットは、お互いの性格や作業の進め方、スキルレベルなどを把握できているため、安心感があることです。デメリットとしては、友人や知人の場合だと条件面があやふやになり、関係性によっては金額の交渉がしづらいことが挙げられます。
友人や知人の紹介で仕事を請負う場合には、事前に条件を明確にし、書面で契約のエビデンスは残しておくように心がけましょう。それがお互いのためでもあります。
おわりに
ソフトウェア開発の現場は慢性的な人手不足です。業界の体質からしてこの状態はこれからもずっと続きます。このことからも、経験豊富なフリーランスエンジニアはどこの現場でも重宝されますので、経験や実績が豊富な方はフリーランスエンジニアにチャレンジしてみる価値は十分にあるのではないでしょうか。
(執筆:S-KAYANO 編集:mozuku)
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