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リバプール(2位)評価:A-
国内カップ戦(カラバオカップ、FAカップ)で、すでに2つのトロフィーを獲得することに成功したリバプール。プレミアリーグ制覇は勝ち点1ポイントがわずかに足りなかったものの、次に狙うはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のトロフィーだ。レアル・マドリードとの一騎打ち(5月29日CL決勝)を制すれば、ユルゲン・クロップ監督にとってもの最高の栄冠を享受することができる。
リーグ戦に目を移すと、やはり1月に獲得したFWルイス・ディアスの存在は大きかったと振り返る。まるで長年チームに所属しているかのような存在感を発揮し、3トップの一員として独特の働きを見せた。公式戦25試合の出場で6ゴール5アシストという記録は、リバプールをさらに勢いづけるきっかけになっただろう。
来2022/23シーズンさらなる栄光を求めてマンチェスター・シティと対峙する時に、ディアスは違いを生み出せるオプションになるかもしれない。
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マンチェスター・シティ(1位)評価:A-
ペップことジョゼップ・グアルディオラ監督が残した「5シーズンで4回のリーグ制覇」という実績は、プレミアリーグ史の中で今が最も支配的な時代にあることを意味している。シティが繰り広げる一貫性、そしてリバプールとともに見せる残りの18クラブと差のある進化。輝きは当然のことと考ええられる。
もっと言えば、シティが最後の最後でユルゲン・クロップ監督のチームを引き離したことも印象的な偉業と言えるだろう。ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(ドルトムント)の7月からの加入も発表され、今後もシティによる黄金時代は続くと予想される。
しかし、CL準決勝での痛い敗戦(対レアル・マドリード2戦合計5-6)や、ここ5シーズン国内カップ戦を獲得できていないことなど、グアルディオラ監督は不満に思った点も多かったはず。さらなる修正を施し、次回こそCLの舞台で結果を残したい。
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トッテナム・ホットスパー(4位)評価:B+
開幕戦でリーグ覇者マンチェスター・シティ相手に勝利(1-0)を収めたトッテナム。勢いそのままに3連勝を飾ったものの、その後7試合で5敗を喫しわずか4ヶ月でヌーノ・エスピーリト・サント監督が解任。短期間での解任は明らかにクラブの過ちだったが、アントニオ・コンテ監督に置き換えることで今2021/22シーズンは傑作であることを証明することができた。
カリスマ性に優れたコンテ監督は、早速チームを9試合無敗へと導き立て直しを図る。途中リーグ戦3連敗と躓く期間があったものの、見事に軌道に戻した結果、アーセナルとのトップ4争いに勝利し、3シーズンぶりとなるCL出場を確定させた。
UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)はグループステージ敗退となったものの、これはかえってトレーニング期間を増やすことに繋がったため「嬉しい誤算」だったと分析する。またコンテ監督就任当初はCL争いどころかトップ6入りも危うい位置にいたことを加味すれば、今回の4位フィニッシュを過小評価することは考えにくい。
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