目次
■エピソード1.カリフォルニア大学バークレー校への入学
■エピソード2.自らの事業をシャープへ1億円で売却

巨大企業「ソフトバンクグループ株式会社」を設立した孫正義さんは、どのようにして現在に至るのだろうか。成功するまでの過程では、数々の有名エピソードが存在する。

そのエピソードをもとにご自身の行動に反映させれば、ビジネスや会社の業務に活かすことができるはずだ。そこで今回は、孫正義さんの有名エピソードを3つ紹介しよう。

「新たな挑戦をしたい」と思っている人は、ぜひ最後まで読んでみてほしい。あなたの知的欲求を満たす情報を「男の隠れ家デジタル」がお届けしたいと思う。

■エピソード1.カリフォルニア大学バークレー校への入学

【ビジネスマン必見】数々の事業を成功させた「孫正義」の有名エピソードを3つ紹介!
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

孫正義さんは努力家ということでも有名だ。その裏付けとなるエピソードが、「カリフォルニア大学バークレー校への入学」である。

孫正義さんは、高校卒業後に「ホーリー・ネームズ・カレッジ」に入学した。そのとき「本当に勉強をせんといかん」という決意とともに、猛勉強を始めたのだ。

特筆すべきはその勉強量である。毎日の睡眠時間と無駄な時間を極限まで減らし、とにかく勉強時間を確保した。食事をするときも教科書を離さず、風呂に入るときも勉強。そして、寝ている時間以外をすべて勉強にあてるなど、常人では考えられないほど勉強に時間を費やした。

当時の勉強量に対して、孫正義さんは「世界で一番勉強した!」という言葉を残している。この言葉からも、すさまじい勉強量とその努力量が伺える。

そして、孫正義さんはホーリー・ネームズ・カレッジの全課程を2年足らずで完了させ、見事「カリフォルニア大学バークレー校」へ編入を遂げた。

■エピソード2.自らの事業をシャープへ1億円で売却

続いて紹介する孫正義さんのエピソードは、「自らの事業をシャープへ1億円で売却」である。順を追ってこのエピソードを解説していく。

孫正義さんは、学生の頃に「1日5分間だけの発明」を実施した。これは、単なる金儲けのために時間を使いたくない、という意思のもとに始めた行動であり、猛勉強を毎日続ける最中、1日5分だけ資金作りをするための時間を費やした。

当時発明した事業のアイデア数は、全部で250以上にのぼるという。その中の1つとして、孫正義さんは音声付きの電子翻訳機を発明した。日本語で入力した文字が英語やフランス語に翻訳され、その翻訳が音声として再生されるというものだ。

校内から集めた専門家たちとプロジェクトチームを結成し、その発想をもとに商品を作り始めた。その際、孫正義さんが得意な交渉術を使い、優秀な人材を多方面から集めた。

具体的には、「忙しいから」という理由で断られるため、試作機ができた段階で日本の会社に売却し、そのときに発生する契約金で報酬を支払うと約束したという。

そして、完成させた試作品を手元に、シャープの専務と面談を強引に持ち合い、試作機のプレゼンを行った。その結果、専務はプレゼンに感銘を受け、翻訳機の契約を決めてくれたのだ。

このような経緯で、学生の頃に発明した事業をシャープに売却し、1億円以上という莫大な資金を手に入れた。