アルコールストーブは、手のひらサイズの携帯ストーブとして知られています。アウトドアシーンで活躍するアイテムです。バーナーと比べると火力は落ちますが、キャンプ愛好家に根強い人気があります。今回は、人気のアルコールストーブをご紹介するとともに、製品の選び方なども解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
アルコールストーブとは
アルコールストーブは、「燃料用アルコール」を燃料とする携帯用ストーブです。本体に燃料を入れてライターで点火するだけのシンプルな作りとなっていて、のんびりキャンプを楽しみたい方や、ミニマムなキャンプをしたい方に愛されています。
アルコールストーブの特徴は、シンプルな構造で、軽量・コンパクトであることです。持ち運びがしやすいので、アウトドアシーンに特におすすめです。車内などに収納し、必要なときにさっと取り出せるのが魅力でしょう。
さらに、少ない部品で構成されているため、すぐに組み立てて使用することができます。キャンプや登山など、荷物が限られるシーンにオススメのアイテムです。
燃料用アルコールは、軽量で持ち運びがしやすく、安価で入手しやすいのも特徴です。遠隔地での登山を楽しむ場合、本体のみを携帯し、目的地の販売店で燃料を入手することも可能です。
また、燃料用アルコールはパラフィンなどの化石燃料に比べて安定性が高く、使用期限を3年程度に設定しているものが多いのもメリットです。災害対策として常備しておきたい場合にも有効です。
アルコールストーブの選び方
アルコールストーブを使って、ちょっとした料理を作ったり、お湯を沸かしてコーヒーを飲んだりするのも、キャンプの楽しみのひとつです。ここでは、アルコールストーブの選び方について、素材や容量に着目してご紹介します。
選び方①容量が大きく長時間燃焼するもの
アルコールストーブは、製品によって容量や燃焼時間に差があります。例えば調理に使いたいのであれば、容量が大きく燃焼時間が長いストーブを選ぶとよいでしょう。
燃焼時間は容量だけでなく、ストーブの火力にも左右されますので、容量と火力の両方を確認するようにしましょう。
通常、容量が大きいと火力が強く、燃焼時間も長くなりますが、製品自体が大きくなり、携帯性が悪くなるので、バランスを見極めましょう。
選び方②火力調節機能があるもの
アルコールストーブで調理する場合、火力調節機能があると便利です。本体にはついていない機能ですが、消火器のふたを使って火力を調整することができます。
方法は簡単で、火のついたアルコールストーブの上に火消し蓋を置き、中火や弱火など、調理に合わせて蓋とストーブの隙間を調整します。
選び方③風防や五徳等がセットのもの
アルコールストーブは風の影響を受けやすく、放置しておくと風で倒れることがあります。風防があれば、安定した炎を維持することができます。最近では、五徳や風防が付いたストーブもありますので、チェックしてみてください。
選び方④素材もチェック
アルコールストーブにはさまざまな素材が使われていますが、その特徴を見ていきましょう。まず、アルミ製のアルコールストーブは、軽くて丈夫なのが特徴です。アルミ製のストーブの最大の特徴は、鉄や銅などの他の金属に比べて軽いということです。
また、加工がしやすく、錆びにくいなど、さまざまなメリットを持つ素材です。軽量な素材ではありますが、丈夫でしっかりしているため、アウトドアシーンで持ち運びながら使うのにも適しています。
色や質感の変化を楽しみたい方は、真鍮がおすすめです。真鍮は銅と亜鉛を混ぜた素材で、黄金色に輝くのが特徴です。真鍮製のアルコールストーブは、使えば使うほど徐々に色が濃くなり、変化していきます。
経年変化を楽しめるため、愛着がわき、アウトドアシーンをより一層楽しむことができます。味わいのある素材がお好みの方に向いています。耐久性や強度を重視する方には、チタンという素材がおすすめです。
チタンはアルミニウムと同じシルバー色をしています。アルミニウムより重く、スチールより軽いという特徴があり、耐久性や強度に優れています。
チタンは他の素材のアルコールストーブに比べて高価になりがちですが、サビや金属疲労に強いので、長く使うことができ、コストパフォーマンスが高いです。長く使える素材を選びたいなら、チタンをチェックしてみてください。
