薪を背負ったまま、本を読んで勉学に勤しんでいたといわれる二宮金次郎。
その二宮金次郎を彷彿とさせる、本や薪のような物を頭にたくさん積んで歩く生き物の姿を捉えた動画をご紹介します。
日本ではそんな生き物を見かけないと思いきや、日本でもかつては全国で見ることができた昆虫の仲間なんだそうですよ。
頭になにか積んでいるの??
今回ご紹介する動画が撮影されたのは、インドの南部にあるケーララ州の森の中。
撮影者さんは、変わった姿の生き物を見つけたようですが・・・
出典:YouTube
たどたどしく動いているこの生き物。
なんだか、頭に本や薪に見えるものを積んでいるようにも見えます。
出典:YouTube
その姿は、まるで薪を背負いながら本を読んで歩いていたといわれる二宮金次郎を彷彿させます。
この不思議な姿をした生き物、その正体はいったいなんなのでしょうか?
不思議な姿をしたこの生き物の正体は・・・
本や薪を積んで歩いているようにも見えるこの不思議な生き物。
その正体は・・・
出典:YouTube
ミノムシの仲間なのだそうです。
そして、積み上げられた本のように見えたのは、ミノムシが天敵に見つからないようにカモフラージュするために施した木片なのだそうです。
出典:YouTube
ミノムシといえば、かつては全国的に姿を見ることもできましたが、近年では自治体によっては絶滅危惧種に指定していることもあるほど希少な生き物になっています。
そんな希少な存在になった日本のミノムシは、オオミノガの幼虫などを指し、枯れ葉や枯れ枝を袋状に身にまとい、枝などにぶら下がっている姿が知られています。
しかし、国や地域によっては、ぶら下がるのではなく自力で歩き回る種もいるんですね。