Jリーグ勢が23歳FWに関心!FIFA特例でウクライナからブラジル復帰
(画像=ヴィチーニョ(写真右) 写真:Getty Images,『Football Tribe Japan』より 引用)

 ウクライナ1部のディナモ・キエフからブラジル1部のアトレチコ・パラナエンセへレンタル移籍中のブラジル人FWヴィチーニョ(23)は、Jリーグクラブから関心を寄せられているようだ。21日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。

 左ウイングを本職とするヴィチーニョは、ブラジル1部アトレチコ・パラナエンセの下部組織出身。2019年のリーグ戦デビュー当初から頭角を現すと、昨年8月にウクライナ1部のディナモ・キエフへ移籍金600万ユーロ(約8億1000万円)により完全移籍。2021/22シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージでバイエルン・ミュンヘンやバルセロナと対戦したほか、国内リーグ戦でも8試合に出場していた。

 しかし今年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まると、ウクライナ国内リーグ戦は中断。国際サッカー連盟(FIFA)の特例措置により、今年6月30日までの期間でアトレチコ・パラナエンセに復帰している。

 『UOL』の報道によると、ウクライナ国内リーグ戦の中断直後にギリシャ、中国、日本のクラブがヴィチーニョ獲得に興味を寄せていたものの、選手本人がアトレチコ・パラナエンセ復帰を強く望んでいたとのこと。

 また、ヴィチーニョは7月以降もアトレチコ・パラナエンセでプレーする考えでいる模様。アトレチコ・パラナエンセ幹部も2022シーズン終了後までの半年レンタルという形で同選手を引き留めるために、ディナモ・キエフとの交渉に当たっているという。

 なおヴィチーニョは母国復帰後、リーグ戦で開幕から6試合つづけて出場するなど、今季も左サイドで定位置をつかんでいる。ウクライナ情勢の収束する見通しが立っていないだけに、同選手は7月以降もブラジル国内でプレーすることになるかもしれない。

提供元・Football Tribe Japan

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