横浜八景島は、ごみゼロの日(5月30日)を機に、5月31日~7月18日まで東京・北青山にあるITOCHU SDGs STUDIOにて、プラスチックゴミによる海洋汚染問題をアートで表現した展示「“名画になった”海 展」を開催する。「プラスチックゴミの量が魚の量を超える」と言われている2050年の海を、ゴッホや葛飾北斎を含む6名の巨匠が描いたらどうなるか、AI技術を用いて再現した絵画や、実際に海から回収したプラスチックをスノードームのフレークに用いた『Microplastic Globe(スノードームになった未来の海)』を展示する。

八景島シーパラダイス 海洋汚染問題をアートで表現「“名画になった”海 展」
(画像=(左)サント=マリー=ド=ラ=メールの海景 2050 フィンセント・ファン・ゴッホ(1835-1890)×AI、 (右)富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 2050 葛飾北斎(1760-1849)×AI、『BCN+R』より 引用)

 「“名画になった”海 展」は主に二つの企画で構成されており、第一部では、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーギャン、喜多川歌麿、葛飾北斎、エドゥアール・リウー、馬遠(ばえん)の6名の巨匠たちが描いた海を2050年の姿にアップデートした作品が並ぶ。各アーティストの画風や絵のタッチをスタイルトランスファーというAI技術を用いて再現した本作品は、2019年に「仙台うみの杜水族館」で発表され、海外からも高い評価を受けている。

八景島シーパラダイス 海洋汚染問題をアートで表現「“名画になった”海 展」
(画像=スノードーム作家・石田兵衛(いしだ ひょうえ)氏による 『Microplastic Globe』(左)カクレクマノミ、(右)アオウミガメ、『BCN+R』より 引用)

 第二部では、マイクロプラスチックが漂う海の中と、そこで暮らす海の生きものを表現したスノードーム『Microplastic Globe』を5点展示する。ドームの中を舞うフレークは、実際に海から回収したプラスチックを使用しており、既に海洋プラスチックゴミの影響が報告されている五つの生物(カクレクマノミ、ミズクラゲ、ザトウクジラ、アオウミガメ、マゼランペンギン)の意匠と共に鑑賞できる。各種ドームの造形・制作は、スノードーム作家・石田兵衛(いしだ ひょうえ)氏が担当した。

八景島シーパラダイス 海洋汚染問題をアートで表現「“名画になった”海 展」
(画像=ドームに使用したプラスチックゴミが収集された海岸、『BCN+R』より 引用)

 また、会場では募金活動を行い、自然環境保護活動を行う団体へと寄付することで、プラスチックゴミ問題解決へのアクションとする。

 会場となるITOCHU SDGs STUDIOの住所は東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F。入場は無料。

提供元・BCN+R

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