ダイドーリミテッドは5月12日、ダイドーリミテッドと連結子会社のダイドーフォワードの本部勤務の社員を対象にした希望退職者の募集に18名の応募があったと発表した。ダイドーフォワードはダイドーリミテッドの100%子会社で、主力ブランドの「ニューヨーカー(NEWYORKER)」や「サリー・スコット(Sally Scott)」などを手掛けている。対象者は、正社員、契約社員、再雇用契約社員で、退職日は4月20日。ダイドーリミテッドは2021年3月末時点で866名の従業員が在籍しており、約1割にあたる100名程度を募集していた。また、2月9日に連結子会社のダイドーフォワードの店舗勤務の社員を対象にした希望退職者の募集には104名の応募があった。今回の募集にともなって発生する費用は約9500万円を見込んでおり、2022年3月期第4四半期連結決算において特別損失に計上する予定だ。

ダイドーリミテッドは、新型コロナウィルス感染症の影響により未定としていた2022年3月期通期連結業績予想を発表している。売上高は249億円(前期は172億9900万円)、営業損益は19億円の赤字(同25億2700万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純損益は34億円の赤字(同45億1300万円の赤字)とした。また、同社は、今回の特別損失について2022年3月期連結業績予想に一定程度織り込んでいるため、業績予想の修正はないとしている。

文・岩見光/提供元・SEVENTIE TWO

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