セーヌのお船で、ジュリエナワインの試飲会♪
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ボジョレー北部のアペラシオン”ジュリエナ”は、ボジョレーの10あるクリュの中で一番北にあって、サン=タムールの横の傾斜地。しっかりボディのボジョレーが生まれる。
ジュリエナだけに限定した試飲会って初めてね。クンクン、ゴクゴク、ズズズズ、ペッ!を何十回も繰り返す。賑やかワイン試飲会、久々。ずっと躊躇してたので。。
ヴィニュロンのお顔見てお話聞いて手を見るの、とっても楽しい。ジュリエナ行きたいな。隣のサン=タムールには浜野くんの素敵なレストランがあるのでたまに行くけど、ジュリエナは未体験。今回参加しているドメーヌの一つは、ハリーポッターシリーズの翻訳者松岡佑子さんの所有だそう。ハリーポッター本、何冊か買ってるよ。葡萄畑の砂粒数個くらい、貢献してる(笑)?
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どれもそれぞれチャーミングで、マグナムの長期熟成ものも秀逸。強いて一番をあげるなら、Manoir du Carraの自然派ワイン(完全SO2なし)。もういっぱいください♪
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外のテラスで涼みながら飲んでいたら、「日本人ですか~?」と声をかけてきたフランス人マダム。とっても流暢な日本語で、日仏行き来しているジャーナリスト、と。お名前は?と名札見ると、Dora Tauzin。「え、ドラ?あのNHKのドラ!?」 「そうよ~。」
おぉ~!私世代で若い頃にフランス語習った人なら、多分100%ドラを知ってる。彼女が出演していたNHKフランス語講座はとても楽しくて、あの当時フランス語勉強した人で見なかった人はいないと思う。ドラのおかげでパリの雰囲気を、テレビを通してたくさん感じられた。きゃ~なつかし~!おせわになりました~!と、ドラとおしゃべり楽しみながら、ジュリエナで乾杯。
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すっかり夏モードのパリ。セーヌ河岸のカフェバーはどこもアペリティフ楽しむ人たちでぎっしり。楽しげな人々と夕日を眺めながら川を渡って家路へ。平和ってありがたいね♪
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文・加納 雪乃
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年5月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。
文・加納 雪乃/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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