日本の現役僧侶による「Japanese Zen(禅) Music」が、国内外で人気を博している。退屈でとっつきにくいイメージのあるお経(般若心経)を心地よい音楽にアレンジしたもので、YouTubeなど動画配信サイトでの再生回数は2022年4月時点で、すでに7,500万回超え。他にはない独特の世界観に、あなたも浸ってみてはいかがだろうか。
日本人が聞いても斬新! 般若心経のアレンジが素敵
多くの日本人にとってなじみのあるお経である「般若心経」をアレンジした音楽が国内外で話題になっている。手がけるのは愛媛県今治市の臨済宗・海禅寺の副住職を務めながら、音楽家としても活動する薬師寺寛邦さんだ。
薬師寺さんの歌うお経ミュージックは、ヒーリング系といってもラップ系といっても納得してしまう独特の世界観がある。YouTubeチャンネル「歌う僧侶 薬師寺寛邦 キッサコ」の登録者数は24.8万人(2022年5月12日現在)とファンは多く、YouTubeのほかにもさまざまな動画配信サイトで7,500万回以上再生されているという。
歴史ある寺社で、袈裟をまといギターを片手にしっとりと歌い上げる透明感のある音楽は、「Japanese Zen Music」として日本人だけでなく海外の人たちにも響く。音楽自体の素晴らしさもさることながら、その映像美も見逃せない。四季折々の日本の風景が奇麗に映し出され、見る人を惹きつける。国も世代も信仰も超えて、「美しいコーラスに感動」「これこそ日本のラップミュージックでは?」と、称賛の声が集まっているのだ。
J-POPのカバーやお遍路動画も楽しい
薬師寺さんは、自身のYouTubeチャンネルでオリジナルのお経ミュージックを公開するほかにも、ジョン・レノンの「イマジン」や中島みゆきの「糸」、星野源の「恋」など名曲のカバーアレンジも公開している。どこか没入感のある般若心経とは、また一味変わり、透明感のある歌声がより感じられてこちらも必聴だ。また、音楽とともに薬師寺さんが四国八十八カ所の霊場をめぐる「お遍路動画」も、なかなか気軽に遠出のできないご時世に楽しいコンテンツである。
YouTubeのほか、5月には約2年ぶりのソロコンサートも開催される。また6月末には、全6曲を収録したCDブックが発売予定だ。ブックには薬師寺さんによる般若心経の現代語意訳が掲載されており、こちらも音楽と同様に斬新なおもしろみのあるものとなっているようだ。現役僧侶の織りなす最新ミュージック、気になった人はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像は(Image:YouTubeチャンネル「歌う僧侶 薬師寺寛邦 キッサコ」より引用)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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