新幹線での楽しみと言えば、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。普段、見ることのない風景や話題の駅弁、ビールとおつまみを買い込んでの一服など、楽しみ方は人それぞれだが、筆者の一番のオススメは「車内で買えるアイスクリーム」だ。車内販売のお姉さんが座席の間を通って売りに来てくれるのだが、夏でも冬でも「アイスください」と毎回、新幹線へ乗るたびに頼んでしまう。
2022年5月8日に投稿された、もず@次回松阪鈴奈庵オンリー@OS_X_Laniusさんの「今日の新幹線のアイス難易度高すぎへん?外蓋すら開かねえぞ!?」というツイートには、外装までカチカチに凍り付いたアイスクリームの写真が添えられている。この投稿には、7.9万件を超える「いいね」がつき、多くのツイッターユーザーたちからの反響を呼んだ。
今回は、こちらのアイスクリームの詳細と、コメント欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
このアイスクリームの正体は?
投稿者のもずさんが購入したアイスは、新幹線でおなじみの「スジャータ アイスクリーム」である。買った直後の「スジャータ」が、カチカチすぎて食べられないというのは昔から有名で、購入後10分ほど放置しなければ、スプーンすらも刺さらない。せっかちな筆者は、早く食べたすぎて、付属のプラスチックスプーンを無理して折ってしまったことがある。 なぜこのように固いのかというと、製造元のスジャータめいらくグループいわく、このアイスは、乳脂肪分が高く空気含有量が低いため、濃厚、濃密で溶けにくいこと、また新幹線の車内販売においては、ドライアイスによる温度管理が徹底されていることが、ここまでカチカチになっている理由なのだそうだ。
新作フレーバー・ピスタチオも気になる!
このツイートを読んだツイッターユーザーたちからは、「東京駅発の新幹線なら、新富士駅か静岡駅くらいでアイスを頼むとちょうどよい固さで貰えますよ」とのライフハックに近いコメントや、「私も似たようなのに当たったことあります。その時はホットコーヒーを買って上に乗せ、どうにか溶かしてから食べました」など、カチカチすぎるアイスに当たった際の対処法も寄せられている。
また中には、「よく購入しますが、そんなにガッチガチなのは、はじめて見ました」との声もあり、もずさんの購入したスジャータが、固いのがデフォルトのスジャータの中でも、群を抜いて霜だらけなことに同情するリプライも見受けられた。正直、筆者もここまでカチカチなのは見たことがない。
通常、新幹線の車内販売で買えるスジャータは、バニラ味と抹茶味が売られているのだが、期間限定でさまざまな味も販売されていて、筆者はみかん味やリンゴ味、静岡県産の紅ほっぺを使ったイチゴ味も食べた記憶がある。スジャータはラクトアイスやアイスミルクとは違い、乳脂肪分が15.5%と濃厚なので、どのフレーバーもとても美味しかった。
投稿者のもずさんは、なぜか車内販売で「ピスタチオ味しかない」と言われ、今回は渋々ピスタチオ味を頼んだそうだが、一体どのような味なのだろうか。調べてみたところ、スジャータのピスタチオ味は、2020年1月~11月に期間限定で販売した際、一時は定番のバニラを超える販売数を記録したそうだ。1か月で4万個以上売れたフレーバーが復活したと聞くと、スジャータ好きとしては、逆に食べてみたいところである。
スジャータアイスが食べたくなったら?
このスジャータアイスが食べたくなったら、新幹線の駅構内で購入するか、車内販売で購入するかの二択しかないと思っていたのだが、なんとJR東海パッセンジャーズが展開している「JRCPオンラインショップ」で購入できるようである。
バニラ、抹茶などの定番フレーバーに加え、ベルギーチョコ、モカ、イチゴ、そしてピスタチオ味も限定で販売中なので、気になった方は、ぜひ購入してみてはいかがだろうか。アイスクリームがすぐに溶けると話題の、熱伝導率のよいアルミ製で作られたアイスクリームスプーンがセットになったものも販売しているので、スジャータ好きは要チェックだ。
※サムネイル画像(Image:「もず@次回松阪鈴奈庵オンリー(@OS_X_Lanius)さん」提供)
文・花澤瑠衣/提供元・オトナライフ
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