髪の毛のうねりやくせ毛、抜け毛などが気になりがちな50代の方には、それらへの対策がされているシャンプーが多くあります。この年齢に限った話ではありませんが、悩みや仕上がりなど、自分に合ったものを選ぶ必要があります。本記事では、50代にお勧めのシャンプーをご紹介します。
50代の髪質の変化
年齢を重ねていくと、体の様々な箇所に変化が現れます。髪質というのもその1つであり、白髪が目立ったり、パサつきを感じやすくなったり、ハリやコシが無くなってくるなど、悩みは様々出てきます。
その要因はいくつかあり、例えば頭皮の潤い減少です。髪というのも、肌と同じく加齢によって含める水分量は減少していきます。水分の量が減ればパサつきも起きやすくなり、更に髪の油分も減って脆くなっていくのです。
続いて、毛髪内の密度低下です。加齢によってホルモンバランスが変化したり、紫外線の影響等も受けやすくなりますが、これらは毛髪内のタンパク質流出を促し、傷みやすい髪にさせます。
加えて、頭皮の血行不良なども考えられます。パソコンやスマホを使う事が増えるようになった現代。首や肩が凝ると、頭皮への酸素や栄養補給も滞ってしまうので、軽めの運動やストレッチが必要です。
50代のシャンプーの選び方
各年代に向けたシャンプーというのは多くラインナップしており、それは50代向けのものも同じです。続いては、50代向けのシャンプーの選び方のポイントを、大きく2つご紹介していきましょう。
選び方①地肌のタイプ
まず1つ目は、自分の地肌のタイプです。例えば、地肌が乾燥しがちな方や、オイリー肌の方の場合には、保湿効果の高い成分があるシャンプーがお勧めです。特にアミノ酸系などは、その代表です。
ヤシの油を使ったココイル、ラウロイル、ステアロイル、ミリストイルなどの成分は、全てアミノ酸系の成分に該当しますので、頭皮や毛髪に対しての負担も少なく、それでいて高い保湿効果を発揮します。
また、先に述べた通り、抜け毛やくせ毛といった髪や頭皮の悩みもあるでしょう。こういった悩みに対しては、加齢によって変わっていく頭皮環境を整える必要もあります。
例えば、健康的な頭皮環境を整える目的で作られているスカルプシャンプー、頭皮の汚れを吸着し、綺麗にする効果のある炭やクレイを配合したシャンプーや、単三系のシャンプーなどが効果的です。
選び方②成分
2つ目は、配合成分です。成分と言っても色々ありますが、例えば洗浄成分があり、乾燥しやすくなっている頭皮には洗浄力の強すぎるシャンプーはお勧めできません。日に何度も髪を洗うと、必要な潤いまで流してしまうからです。
特に、成分の中に硫酸、と付いているものは洗浄力が高いために、負荷も相応に高くなりがちです。逆に、ココイルグルタミン酸などを含むアミノ酸系や、ラウラミドプロピルベタインなどを含むベタイン系のシャンプーがお勧めです。
また、髪の悩みに効果的な成分が配合されているかも確認しておきましょう。頭皮や髪の乾燥、カラーやパーマによるダメージケアなど、悩みに合わせた成分が入っているかどうかも、事前に見ておきたいところです。
例えば、乾燥やパサつきが気になるのであればヒアルロン酸等が効きますし、ハリやコシ不足なら加水分解ケラチン、ヘマチンなどが効きます。この様に、様々成分とその効果をしっかり見ておきましょう。
そのほか、発毛や育毛効果のある成分もあります。例えば、センブリエキスなどが挙げられますし、こちらでもヘマチンといった成分が効果的で、実際に多くのシャンプーに用いられています。
ちなみに、シャンプーの回数についてですが、基本的には1日1回必ず行うべきとされています。その日一日の頭皮の汚れを落とし、清潔に保つためにも毎日のシャンプーが必要で、髪のトラブルを防ぐ意味でも効果があります。
