目次
■30代からは“好き”よりも“似合う”を着ることで垢抜ける
■骨格タイプ「ストレート」

30〜40代になって、カジュアル服がうまく着こなせなくなったと感じたことはないだろうか。その原因はセンスの問題ではなく、自身の骨格に合っていないから。それを解決する手段として、骨格診断という方法があるのをご存じだろうか。

今回は、30代以上の骨格診断を得意とするイメージコンサルタントの三宅さやかさんに診断方法と似合うカジュアル服を提案してもらった。

■30代からは“好き”よりも“似合う”を着ることで垢抜ける

「年齢が上がるほど人は装いで判断されやすくなります」と三宅さん。30代以上になれば、公私ともに他人からの視線が社会的な評価につながる。最近は、ビジネスシーンでもカジュアルな装いが普通になっている。そうした服装ほど、骨格診断の効果は大きいそうだ。そもそも骨格診断とは、一体どんなものなのだろうか?

「人それぞれ、骨格や筋肉、脂肪のつき方には差があります。骨格タイプを大きく3つに分けて、似合うものと似合わないものを判断するのが骨格診断です。例えば、同じパーカーを着ても、似合う人とそうでない人がいるはずです。素材やシルエットが本人の骨格に合っていれば、好印象を獲得できますが、逆の場合はその時点で違和感を持たれかねません」

しかも、自分の好みを優先すると、ほとんどの人が自分の骨格タイプと真逆のものを選んでいるそう。高価なブランド品を買うなら、自分の骨格に合うものを選ぶことで、より魅力をアップさせたい。さらに言えば、似合うものを身につけられると高価なものでなくても、ブランド品のように見せられるほど効果があると言う。だからこそ、大人の男性ほど骨格診断を活用した方がよいとアドバイス。

「30代以上になると体型に変化が出てきますし、他人からの印象がビジネスやプライベートの評価にまで影響してきます。つまり、好きよりも、自分に似合うものを着ているかが周囲の評価につながるほど重要なのです。自身の骨格タイプは一生変わりません。今日から骨格診断を利用して、信頼度とモテ力が上がるファッションに挑戦してみてください」

次から3つの骨格タイプ〈ストレート、ウェーブ、ナチュラル〉の特徴と似合うファッションを提案してもらった。

■骨格タイプ「ストレート」

男のカジュアル着の正解は? 30代以降の私服がダサい問題は、骨格診断で解決!
(画像=ストレートは胸板に厚みがあり立体感がある、『男の隠れ家デジタル』より引用)

●ストレートの特徴
・胸板に厚みや高さがあり、鎖骨が目立たない
・上半身にボリュームがある
・腰の位置は高め
・足の形は真っすぐでスッとしている
・太るときは、お腹が出っ張る
・スーツはオーソドックスなテーラードスタイルが似合う

●ストレートタイプの芸能人
・香取慎吾さん
・市川海老蔵さん
・山田孝之さん
・堤真一さん
・松本人志さん
・高橋克典さん
・佐藤浩市さん

【着こなしのポイント】
「体に立体感のあるストレートタイプの人は、ハリ感のある素材を選ぶのがポイントです。上半身は胸元を出すとスッキリ見えるので、シャツのボタンを開けたり、Vネックを選びましょう。全体を真っすぐしたシルエットにするとうまくいくので、体にフィットしたサイズ感を選び、パンツはセンタープレスの入ったものを選びましょう。シンプルな着こなしが似合うので、重ね着はNG。柔らかい素材やルーズなシルエットも苦手なので、休日でもややカチッとした印象のカジュアルアイテムを選ぶとうまくいきます」

●おすすめカジュアルアイテム
・オックスフォードなどハリのあるシャツ
・センタープレスのパンツ
・ジャストフィットで肩パッとの入ったテーラードジャケット(紺ブレなど)
・VネックのTシャツ
・カチッとしたローファータイプの靴
・四角い大きめバッグ

●信頼度&モテ力アップの格言
どんなアイテムもハリが命。基本的にクリーニングに出して。クタっとしてきたら捨てるべし!