今年はフォルダブルフォン市場のパイが大きくなり、大衆化が本格化する見通しだ。

下半期にアップルを除いた主要スマートフォンメーカーがフォルダブルフォンの発売を予告した。特に、中国スマートフォンメーカーのOPPOは、超低価格攻勢を繰り広げるものと予想される。サムスン電子はこれに対抗して一層高まった完成度と価格競争力で勝負に出るだろうという観測だ。Galaxy Z第4世代初期出荷量も前作対比2倍程度に増やすものと見られる。韓国メディア「sporbiz」が報じた。(写真:Galaxy Zflip4ゴールド予想イメージ=アンドロイドセントラル)

外信やITチップスター(情報流出者)などによると、OPPOはGalaxy Z Flip3と類似したクラムシェル(上下に開閉する)デザインのフォルダブルフォン新製品をまもなく発売する予定だ。出庫価格は5000元(約94万ウォン、約9万7千円)と予想された。

下半期「Flip戦争」予告…サムスン「Galaxy Z Flip4」完成度高く価格は安く
(画像=『コリア・エレクトロニクス』より引用)

サムスン電子も新製品フォルダブルフォンの価格を下げるものと見られる。今年8月頃に公開予定のGalaxy Z Flip4は899~999ドル(約114万~127万ウォン、約11万7千円~約13万円)と予想される。これは前作のGalaxy Z Flip3の韓国内出庫価格が256GB基準で125万4000ウォンだった点を勘案すれば、かなり破格の価格だ。

VIVOは先月、フォルダブルフォンで初めてオンスクリーン指紋認識を搭載した初のフォルダブルフォン「Xフォールド」を公開した。価格は256GBモデル基準で8999元(約174万ウォン、約17万9千円)だ。 ファーウェイは最近、アウトフォールディング方式の「メイトXs2」を発売した。グーグルも早ければ今年末、フォルダブルフォン「ピクセルフォールド(仮称)」を発売する計画だ。

全世界のフォルダブルフォン市場は最近、急激に成長している。

市場調査会社のIDCによると、昨年のフォルダブルフォン出荷量は710万台だった。2025年には2760万台まで増えるものと予想される。フォルダブルフォンの年平均成長率が69.9%で急速に成長している反面、一般的なバー型スマートフォンの成長率は3.1%に止まる見通しだ。製造会社の立場からも成長性はもちろん、高付加価値市場であるフォルダブルフォンを拒むはずがない理由だ。アップルは2025年以降、フォルダブルフォンを発売する予定だ。この市場にアップルまで合流することになれば、フォルダブルフォンのスペクトラムはさらに大きくなるものとみられる。フォルダブルフォンの先頭走者であるサムスン電子は昨年、全世界市場の86.6%を占めた。

サムスン電子は、Galaxy Z Flip4の超格差を維持するため、外観の変化よりは製品の完成度を高め、価格競争力を前面に押し出すだろうという予測だ。

外信などはGalaxy Z Flip4のカバーディスプレイ画面のサイズが前作より大きくなった2インチ台になると観測している。Galaxy Z Flip3の場合、1.9インチだった。グローバル市場調査会社DSCCのCEOロス・ヤングは自身のツイッターで「Galaxy Z Flip4のカバーディスプレイ画面は2インチ以上になるだろう」と明らかにした。

バッテリー性能も改善される予定だ。サムモバイルによると、Galaxy Z Flip4には前作より100mAh増えた3400mAhバッテリーが搭載され、15Wの遅い充電速度を支援した前作とは異なり、Galaxy Z Flip4は高速充電(25W)を支援できると見通した。

シングルヒンジを使って重量もさらに減るものと見られる。Fold3までは2つのデュアルヒンジを採用してきた。

Galaxy Z Fold4にもSペンスロットの搭載は支援されないものと予想される。当初、Sペン内蔵の可能性が提起されたが、バッテリー問題によって前作と同じディスプレイ比率と大きさを維持するものと観測される。

ロス・ヤングCEOはまた、Galaxy Z Flip4が△ゴールド、△グレー、△ライトブルー、△ライトバイオレット(薄い紫色)などで発売されるとも述べた。特に業界ではサムスン電子がゴールド色をメインに掲げ、ビスポークエディションなどを採用するなどカラーマーケティングに力を入れるものと見ている。今回にゴールドカラーが発売されると、2020年のGalaxy Z Flip以後、2年ぶりに黄金色のフォルダブルフォンを再び見ることができるようになる。

提供元・コリア・エレクトロニクス

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