財布や鍵につける紛失防止タグAirTag(エアタグ)をご存じだろうか。iPhoneと連携して失くしものの在りかを教えてくれるため、「あれ、財布どこいった?」「鍵を落としたかも」といった際に心強い味方となる。しかし、この便利なエアタグを利用して、他人の位置情報を盗み取る悪質な事例が報告されているようだ。あなたの身の回りのアイテムは大丈夫だろうか?

マイカーのトランクに知らないエアタグが…

AirTag(エアタグ)を仕込まれ知らぬ間にストーカー被害? Androidスマホユーザーは要注意を
(画像=(Image:dreii / Shutterstock.com) アップル社製のエアタグ。500円玉より少し大きいサイズでコンパクトに持ち歩ける、『オトナライフ』より 引用)

アップルのお膝元でもあるアメリカで、「身に覚えのないエアタグがマイカーに貼り付けられていた」という事例が報告されたという。

アメリカ・アーカンソー州に住む女性が、エアタグを貼られていることに気が付いたのは、週明けにマイカーに乗った時のこと。iPhoneに「AirTag Found Moving With You」という警告文が表示され、エアタグが仕掛けられていることが判明。車を隅々まで探し回ると、トランクの中にテープで貼り付けられたエアタグがあったのだという。それまで女性はエアタグの存在すら知らず、いつからエアタグが貼り付けられていたかもわからないと話しているようだ。

先に述べたように、エアタグは接続したiPhoneから位置情報を把握できるようになっている。もしも、この女性のストーカーがトランクにエアタグを貼り付け、行動を監視していたとしたら……。恐ろしい話である。