ランドローバー本社は2022年5月10日、ラグジュアリー・パフォーマンスSUVの新型「レンジローバー スポーツ」のワールドプレミアを行なうとともに、アイスランドにある激流のダムの放水路を駆け上るという世界初のチャレンジを行なった。

ダムの激流を登り切った!新型「レンジローバー スポーツ」お披露目
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)
ダムの激流を登り切った!新型「レンジローバー スポーツ」お披露目
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

このデビュー・チャレンジは、毎分750トンの水が勢いよく流れる、世界最大級のカウランユーカルダムの放水路を新型レンジローバー スポーツで走破するというものだ。もし走行中にトラクションを損なえば、ダムの放水路の麓から、その下の谷底まで90mも落下する危険を伴うチャレンジであったが、ジェームズ・ボンド映画の公式スタントドライバーであるジェシカ・ホーキンス氏がハンドルを握り、それを成し遂げた。

第3世代目となる新型レンジローバー スポーツは、ランドローバー史上最も先進的なシャシーテクノロジーを採用しており、人目を引きつけるデザイン、ドライバーの意思に直感的に応答するドライビング・レスポンス、そして悪路走破性はもちろん最先端の技術を搭載したSUVだ。

このニューモデルは、ランドローバーの多様なパワートレインに適合できるMLA-フレックス・アーキテクチャー(フレキシブル・モジュラー縦置きパワートレイン用プラットフォーム)と最新のシャシーシステムが一体となり、きわめて高い運動性能が実現している。インテグレーテッド・シャシーコントロール、可変容量式エアスプリング、ダイナミックレスポンスプロ、電動アクティブロールコントロールまで、広範囲のシャシー制御技術を統合コントロールすることで、高次元の運動性能が引き出されている。

ダムの激流を登り切った!新型「レンジローバー スポーツ」お披露目
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

ストーマーハンドリングパックは、ダイナミックで俊敏なハンドリングのためのシャシー技術の究極の組み合わせで、ダイナミックレスポンプロ、オールホイールステアリング、トルクベクタリングバイブレーキング付き電子制御アクティブディファレンシャル、コンフィギュアラブルプログラムが統合されている。

ダイナミックレスポンス・プロは、48V駆動の電子制御アクティブ・ロールコントロールシステム(スタビライザー)で、各アクスルに最大1400Nmのトルクを加えることができ、瞬時のボディコントロールを行なうことで、安定したコーナリングを実現。そして、低速域では圧倒的な俊敏性と操縦性、高速域では優れた安定性を提供するオールホイールステアリング(4輪操舵)も採用している。

ダムの激流を登り切った!新型「レンジローバー スポーツ」お披露目
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

ダイナミック・エアサスペンションは可変容量エアスプリングを初採用し、全モデルに標準装備される。この先進システムは、エアスプリング内の圧力を変化させることでサスペンションの帯域幅を広げ、ダイナミックなハンドリングと、優れた乗り心地を両立させている。

ダムの激流を登り切った!新型「レンジローバー スポーツ」お披露目
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

パワートレーンは3.0Lの直列6気筒ガソリン・エンジンと電動モーターを組み合わせたPHEVを新たにラインアップ。このPHEVは電力のみでの航続距離は最大113kmとし、CO2排出量を18g/kmまで抑えている。

ダムの激流を登り切った!新型「レンジローバー スポーツ」お披露目
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

さらに、新しい4.4LのV型8気筒ツインスクロール・ターボチャージド・ガソリンエンジン(530ps)も設定され、このハイパワーモデルはダイナミックローンチを作動させた状態で、0-100km/h加速はわずか4.5秒というスポーツカー並みのパフォーマンスを発揮する。
また、パワフルで高効率なマイルド・ハイブリッド・テクノロジー(MHEV)を採用した3.0Lの直列6気筒インジニウム・ディーゼルエンジンとガソリンエンジンもラインアップされている。
そして、2024年にはフルバッテリー電気自動車(BEV)もラインアップに加わる予定となっている。
AWDシステムは、最新のインテリジェントオールホイールドライブ(iAWD)を採用し、革新的なオールテレイン機能を備え、舗装路、悪路を問わずダイナミックな走行性能が確保されている。

ダムの激流を登り切った!新型「レンジローバー スポーツ」お披露目
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

さらにレンジローバーで初採用となるアダプティブ・オフロードクルーズコントロールも装備され、路面の状態に応じて安定走行を維持することで、難易度の高いトリッキーな地形でも走破できるようドライバーをサポートする。状況に応じて4つの設定から1つを選択すると、システムが自動的に速度を調整して走行し、ドライバーは操縦に集中することができるのだ。

エクステリアのデザインは、エモーショナルな曲面、ダイナミックなスタンス、一目でわかる筋肉質なプロポーションをバランスさせ、しかもモダンで簡潔な造形となっている。

ダムの激流を登り切った!新型「レンジローバー スポーツ」お披露目
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

このモダンで、シンプルという思想はインテリアにも適用されている。トレードマークであるコマンド・ドライビング・ポジション(CDP)は新たにコックピットのようにデザインされ、利便性の高い最新機能やドライバー支援システム、最高級の素材を組み合わせることで、快適で楽しさに満ちたドライビングを体感できる。

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(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

またキャビンの装備では、先進的な空気清浄システムプロを装備し、オーディオはメレディアン・サウンドシステムがオプション設定されている。このハイエンド・オーディオは、最も先進的でパワフルなオーディオシステムで、ヘッドレスト・スピーカー4個を含む最大29個のスピーカーにより、キャビンの乗員4名に対するパーソナルなサウンドゾーンを創出。さらに第3世代アクティブノイズキャンセレーションの効果によりキャビンに侵入する外部音を低減させ、究極に洗練された室内空間を生み出すことができる。

新型レンジローバー スポーツは最新の電子アーキテクチャー(EVA2)を採用し、Software-Over-The-Air(SOTA)を含むシームレスなコネクテッド技術を実現。無線通信により63個の電子モジュール(ECU)に対するリモートアップデートが可能で、新型レンジローバー スポーツはその寿命を迎えるまで、イノベーション、モダンなテクノロジーやサービスを最新の状態を維持することができる。

なお新型新型レンジローバー スポーツの日本への導入時期は未定となっている。

価格

レンジローバー スポーツS:1068万円から
レンジローバー スポーツ ダイナミックS:1119万円から
レンジローバー スポーツ オートバイオグラフィ:1526万円から
レンジローバー スポーツ ファーストエディション:1604万円から

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