ローソンが展開する「まちかど厨房」の3~4月の販売高が、前年同期比で約4割アップした。ローソンは2011年から「まちかど厨房」の導入を開始し、今年4月末の導入店舗数は8457店舗を数える。今回の売上伸長は、導入を推進してきたことに加え、人気商品で販売数1位の「海鮮かき揚げ丼」(税込538円)が大きく寄与した。同商品は原料の配合を見直し、かき揚げの油っこさを軽減、よりふんわりとした食感に仕立て、5月10日にリニューアル発売する(5月3日~9日のニュースをまとめました)。
ファミリーマート
冷し麺全9種類をリニューアル
ファミリーマートはそば、中華麺、うどんなど全9種類の冷し麺をリニューアルする。5月10日から「そば」、17日から「中華麺」、24日から「うどん」を順次発売。リニューアルでは、よりパワーアップした“旨さ”と、すすりやすくのど越しの良い“つるみ”を追求した。代表的な冷し麺のリニューアル・ポイントは、以下のとおり。
- 「だし香るつゆ ざるそば」(税込360円) 細かく挽いたそば粉の割合を増やし、なめらかなのど越しに、香り豊かな黒目のそば/かつお荒節を全国共通で使用し、これに各地域の嗜好に合わせた雑節や昆布などを配合/老舗メーカーの超特選醤油を使用し、後味の濃厚な旨みを向上/地域の味覚嗜好に合わせたつゆの味を追求する。
- 「炙り焼チャーシューの冷し中華」(498円) 北海道産小麦100%の小麦粉を配合し、麺の弾力を向上/丸大豆醤油を使用し、後味の濃厚な旨みにこだわったスープ/鶏ガラから抽出したイノシン酸・グルタミン酸を含む鶏のエキスを使用
- 「冷したぬきうどん/冷しぶっかけうどん」(399円) 国産小麦を配合し、麺の硬さ、つるみ、弾力を向上/茹で時間を調整することで麺の角立ちを高め、茹でたてのようなもちもち感を表現/炭焼き煮干しを入れることで、生臭みを押さえ旨みをアップ/コク深く、濃厚な旨みと甘みのあるだしが取れる「羅臼昆布」を使用/地域ごとに配合を変え、地域の味覚嗜好に合わせたつゆの味を追求
ローソン
「県別コッペパンシリーズ」の第6弾
ローソンは5月10日から東北エリアの1176店舗で、「県別コッペパンシリーズ」の第6弾として、「もっちりっちコッペ~青森県産紅玉りんごのジャム入りホイップ~」(税込145円)を発売する。青森県産米“晴天の霹靂”の米粉を使用したパン生地で、県産紅玉りんごを使用したジャム入りホイップクリームをサンドした商品。東北エリアでは、菓子パンの販売数の約2割をコッペパン系が占め、全国のほかのエリアと比較してコッペパンの人気が高く、「県別コッペパンシリーズ」として商品化してきた。
ミニストップ
「ハロハロラムネ」をメガサイズにしたサイダー
ミニストップ5月3日、夏の人気商品「ハロハロラムネ」をチェリオのメガ700シリーズの炭酸飲料で再現した「のむハロハロラムネ風サイダー 700ml」(税込162円)を発売した。たっぷりの容量で、飲みごたえのある「ハロハロラムネ」風の炭酸飲料。6月には販売中の「ハロハロパチパチレモンコーラ」をイメージした炭酸飲料も発売する予定。
同じく5月3日には、スイーツのブランド「Patisserich(パティスリッチ)」の第6弾として、「フルーツタルト」(税抜292円)を発売。「Patisserich(パティスリッチ)」は、焼き菓子やケーキを販売する店舗を意味する「パティスリー」と、味わいの豊かさや贅沢さを表す「リッチ」を組み合わせたミニストップのスイーツブランドで、原材料にこだわり、専門店のようなおいしさと見た目の美しさを追求したスイーツ。今回発売の「フルーツタルト」は、みずみずしい7種のフルーツとコクのあるカスタードが堪能できるよう贅沢に仕上げた。
5月6日には、パフェシリーズのなかでも人気の高いなめらかプリンパフェの新商品として、「塩キャラメルプリンパフェ」(税抜369円)を発売。また、キャラメルプリンを2倍使用した「得盛塩キャラメルプリンパフェ」(536円)もあわせて発売した。ベースのキャラメルプリンはビター風味にし、トッピングには塩キャラメルソースと糖がけアーモンドを使用した。
そのほかミニストップでは、今回で14回目の開催となる「FAIRsprits CUP ジュニアサッカーフェスティバル U10」(会場:福岡県宗像市/開催:5月7日・8日)に協賛し、サッカーを通して生産地の児童労働問題や福祉についても知ってもらう啓発活動を行った。試合球にはイミオのsfidaフェアトレードサッカーボール(パキスタン製)を使用。ミニストップは第2回大会から毎年協賛している。
提供元・DCSオンライン
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