いい天気、良い風、家の事をほっぽらかして散歩でも行こう。でも人の多い所は嫌だなと思いながら、検索するとなんとなくクチコミの評価の低い公園を見つけました。荒尾市野原の「赤田公園」。なぜだろうと思いながら、GW初日に行って参りました。
荒尾市赤田公園
熊本市中心部から車でおよそ一時間。

国道208号線沿いにありますので、絶えず車の音はしますが、自然豊かな公園です。

水の透明度は覗き込んでも何も見えないくらいの緑色。ただ時々魚が飛び跳ねております。

ただただ散歩をするには静かで日当たりもいい。藤の花が咲いていたであろう休憩所もありました。

藤の花の名残発見!私が行った時期はちょうどなんの花も咲いていない時期だったので、ひたすら緑です。

笑顔の出会い
「ねえ~!みて~!」
元気な声がしました。

「お?」

「おお~!」
鯉を釣りたいという少年でした。お隣で釣りをしていたおじさんから一匹もらったんだよ、とバケツの中も見せてもらいました。でもなかなか釣れない模様。

3人で、大牟田方面から来られたそうです。本日は奥様がお仕事だそうで、「まあなにもない場所ですけど、のびのび出来ますね」とお父さん。弟くんは終始もじもじ。

古墳が沈んでいるといわれている赤田公園は心霊スポットにもなってるとか、という話をしたら「あーなんか聞いた事がありますね。」とお父さん。この昼は本当に気持ちが良くて心霊の面影も感じませんでしたが、池の上にぽっかり浮かぶ島がなんだかトトロの森、みたいだなぁ~と思いながら、「じゃあまたね」とお別れをします。すると
「見て!」と、

「鯉の餌はこれなんだよ」と、今までお父さんの陰に隠れていた弟くんが見せてくれました。「見せてくれてありがとう!」「では、肥後ジャーナル見てくださいね、ばいばーーい!」そう言ってお互いに振る手の影が、春の風にゆらゆら揺れて、水面を走ってゆくような良いお昼でした。