ロレックス[Cal.1200系]
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優れた自動巻きが際立つロレックスだが、手巻きにも傑作が多い。そのひとつが自動巻きの1500系と同時期の1950年に登場した手巻きの1200系だ。耐震装置に加え、巻き上げヒゲゼンマイを採用しており精度にも定評がある
セイコー[Cal.45系]
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毎時3万6000振動というハイビートの手巻きムーヴメント。仕上げこそ素っ気ないものの、その性能は極めて高く、しっかりと整備・調整された個体ならば、現行品並みの精度を実現する。3.5mm厚という薄さも特筆だ
これらムーヴメントであれば基本的にどれを選んでも安心だが、あえてひとつに絞るとするならば、ロレックスの1200系をおすすめしたい。
その理由としては、ムーヴメントの性能もさることながら、高い気密性を実現したロレックス自慢のオイスターケースによってムーヴメントが保護されているため、良コンディションをキープした個体が少なくないからだ。ちなみに1940年代以前から製造されていたロンジンの12系やオメガの30系にも防水ケース仕様がなかったわけではないが、実用性の高いこれらの人気は高く、割高な場合が多い。
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この1200系には毎時1万8000振動の1210/1215のほか、毎時1万9800振動の1220/1225が展開されている。後者のほうが精度が安定しやすいため、正確さを重視するならばこちらをチョイスするといい。また1200系が搭載されているのは、主に4桁レファレンスのオイスターシリーズで、ベーシックなデザインが多いため、汎用性も高い。高騰著しいアンティークロレックスのなかで、まだ20万円台から狙えるというのも大きな魅力である。
文・堀内大輔(編集部)、写真・笠井 修/提供元・Watch LIFE NEWS
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