水族館と言えば、海の近くにありますよね? もちろん見ることができる魚たちも、サメやエイなど海に住んでいるお魚です。

しかし、この北の大地の水族館はなんと山にあるので、見ることができる生き物たちは川に住んでいるお魚になります。

私も普段から川魚とは無縁の海の地域に住んでいるため、初めて行ったときは「こんなに魅力的なお魚がいるんだ」とびっくりしました。

また、温根湯温泉水を利用して飼育しているのも魅力的ですね。

ぜひ、北海道は海の生き物の水族館だけではないという事を知ってもらえたらと思います。

目次
1 北の大地の水族館の魅力6選
2 北の大地の水族館のアクセスと料金
3 温根湯の道の駅には子供が遊べる施設がある
4 まとめ

北の大地の水族館の魅力6選

「北の大地の水族館」にはここでしか見られない展示や、工夫を凝らした展示があります。 その魅力をピックアップして6つ紹介します。

日本初の滝つぼ水槽

滝つぼ水槽って何?って思いますよね。私も実際見てみるまで分かりませんでしたが、結構な迫力がありました! 水面に激しい水泡が絶えずあり、その水流に向かって力強くオショロコマが泳いでいます。 川の底からお魚達の普段の様子を見ているような感覚になりますよ。

世界初の凍る水槽

こちらも初め「えっ、水槽って凍るの?凍ったらお魚たち生きられないよね?」と思っていました。

実は、この水槽は外にあります。 水族館がある留辺蘂町は極寒時期にはー20℃にもなりますので、水面が凍ってしまうのです。 つまり凍っていない川で力強く泳いでいる姿を施設内から見ることができるのです。 これはこの地域だからこそできる演出ですね!

普段凍った川を上から覗いても魚たちの様子を見ることができませんよね。ぜひ北の大地の水族館でお魚たちの生き抜く姿を見てくださいね。 ちなみに私の3歳になる息子は、かなりの時間その水槽から離れなかったのを覚えています。

イトウの大水槽

そして大水槽には日本最大の淡水魚と呼ばれる幻のイトウがいます。 その数はなんと約40匹! イトウは最大で2メートルになると言われていますが、この水族館には1メートル越えのイトウ達が悠然と泳いでいます。 私もこんな大きなイトウは見た事がなかったので、ついつい見入ってしまいました。

ジャンプ水槽

こちらの水槽では、遡上と言って、定期的に川の水位を低くしているのでお魚たちのジャンプを見ることができます。 遡上という言葉を知っていても、見ることは普段できませんよね。 ぜひお子さんと一緒にお魚たちの観察してみてはいかがでしょうか。

温泉水で世界の熱帯淡水魚

アロワナやビラルクーなど、熱帯にしかいないお魚達が見ることができるのも、温根湯温泉水を利用しているからです。 しかも、温泉水で育ったお魚たちは成長が早いそうです。 日本の川魚はシンプルで飽きたなと思ってしまいがちですが、カラフルなお魚をみるとまた違った面白さも湧いてくると思いますよ。

ドクターフィッシュ

タッチコーナーにはドクターフィッシュがいるので、手や足でぜひお魚を体感してみてください。 また、その他にもザリガニやカメも見ることができます。

北の大地の水族館のアクセスと料金

北の大地の水族館は、北見市留辺蘂町温根湯温泉の道の駅隣にあります。 札幌からは特急列車で留辺蘂駅まで約4時間、駅からは温根湯温泉行きのバスで約20分かかります。 空の便では、近くに女満別空港がありますが空港から北見駅までバスで約45分、そして北見駅から留辺蘂駅まで列車(普通列車)で約40分、さらにバスに乗りますので、飛行機の方は北見市、または温根湯温泉、層雲峡温泉に1泊するのも良いのかなと思います。

料金は大人670円、中学生440円、小学生300円です。 この他にも、団体料金や年間パスポートがあります。