実力がある人から教わる
当たり前すぎるのですが、実力がある人から教わらなければ意味がありません。しかし、人様から大事なお金をもらってビジネスをやっていく資格がないような「なんちゃって先生」「なんちゃってコンサル」が山のようにいるのが実情です。
たとえば某大手の英会話スクールの日本人講師の募集要項に「TOEIC600点以上」と要件がありました。TOEIC600点をバカにするつもりはまったくないのですが、「お金をもらって生徒に英語指導をする」という立場で考えると、明らかに足りません。「TOEIC800点を取るにはどうしたらいいですか?」と生徒に質問をされても正しい指導ができませんから、先生としては疑問符が付くわけです。
ネットで稼ぐ、投資で稼ぐという面でも全く同じで、「不労所得を得ませんか?」という提案をする人を調べてみると、不労所得部分は小学生のお小遣いに満たない金額、それでいて本人は必死に高額なコンサルサービスを売りつけようとする滑稽なパターンがとても多いのが実情です。
これから何か学ぼうと言う時には、相手の実力をしっかり確認することが大事だと思います。
誠実な人を選ぼう
そして何かを教わる時には誠実な人を選ぶのがおすすめです。誠実、というのは非常に曖昧に聞こえますが
- 約束を守る。
- リスクも含めて教えてくれること。
- 逃げないこと。
私はこの3つをチェックするようにしています。
約束を守る、というのは信用で成り立っている現在社会において当たり前すぎるように感じるかもしれません。しかし、世の中には約束を守らず、誤りもせずに平気な顔でいる人があまりにも多いです。
「○○をします!」
とセールスページで告知していたのに、蓋を開けてみたらそのような宣言は忘れ去られたような対応が続く…ということがあります。口と手が違う人には要注意です。
そしてリスクを含めて教えてくれる、というのも誠実さがない人にはできないことです。自分が何か商品やサービスを提供する時には、相手にお金を払ってほしいので良い面だけを伝えがちです。しかし、本来はリスクのないものなどほとんどありません。お客さん側としてはお金や時間を差し出すわけですから、相応の価値を返す必要があります。
その際、誠実に対応するなら提供するものに包含されるリスクもリターンも含めて伝えて「こういったリスクはありますが、それを上回るリターンがあるのではないでしょうか」と伝える人は、いいことしか言わない人よりも信用ができる人です。
そして逃げないこと。買いたいという問い合わせには嬉々として答えるのに、都合の悪いことや込み入った質問には無回答…。これではお客様への愛がないと思われても仕方がありません。ですので、信用ができるかどうかは、購入前に問い合わせをして、回答までの速度や回答の内容に誠実さが感じられるか?ということをチェックするのも有効な手段に思えます。