VR(仮想現実)やAR(拡張現実)が発展するにつれ、それらの技術が枠を越えたり、複合されたりすることが多くなりました。
そのため近年では、これらをまとめてXR(クロスリアリティ)と称しています。
そして最近、アメリカのサンフランシスコを拠点とする製品会社「VITURE」は、ファッショナブルなXRメガネ「VITURE One」を開発しました。
一見、おしゃれなサングラスですが、自分だけが見える仮想画面を作り出せます。
どこでもどんな体勢でも、映画やゲームをスマートに楽しめるでしょう。
現在、VITURE Oneはクラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて支援募集中です。
バーチャルをオシャレに楽しむ「XRメガネ」
新しく開発されたXRメガネ「VITURE One」は、装着者だけに仮想画面を映し出します。
VRゴーグルが仮想空間を視野全体に広げるのに対し、このXRメガネは目の前に仮想の大型モニターを作り出すのです。
つまりXRメガネをかけるだけで、いつでもどこでも大画面モニターで映画やゲームを楽しめるというわけです。
デバイスにダウンロードしたゲームをプレイするだけでなく、自宅にあるゲーム機(PS5など)とオンラインで繋がることも可能。
コントローラーを持っているだけで、どこでもハイクオリティなゲームが楽します。
XRメガネのテンプル(耳にかけるフレーム部分)には、指向性のスピーカーが内蔵されているため、メガネ本体だけでも音を楽しめます。
もちろん、ノイズキャンセリング・イヤホンを接続して、地下鉄など騒音の大きな環境にも対応できます。
またリラックスした姿勢を保てる点は、XRメガネの大きなメリットだと言えるでしょう。
前かがみによる悪影響(ストレートネック)などを気にせず、快適な姿勢で楽しめます。
さらにXRメガネのレンズには特殊なコーティングが施されており、装着者以外は何を見ているのか分かりません。
勉強や仕事に集中しているルームメイトの注意をそらすことなく、自分だけで存分に楽しめるのです。
このXRメガネは技術的に新しいものではありませんが、VITURE社は、「ファッショナブルである」という点を重視しました。
洗練されたデザインが採用されているため、街中でも違和感なく装着できます。
現在、XRメガネ「VITURE One」はクラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて支援募集中です。
399ドル(約5万2000円)の支援でXRメガネ本体1つと1年の保証が得られます。
どこでもスタイリッシュに映画やゲームを楽しみたい方は、チェックしてみてくださいね。
参考文献
VITURE One – Game & Stream Anywhere, Anytime
提供元・ナゾロジー
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