LEDライト

動画の立体感やノイズ抑制を担保するには適切な照明が必要不可欠であり、これが不十分では数十万円のカメラでも残念な画質になってしまう。

逆に言うと適切な照明、Web会議の場なら十分な光量源を確保することで、スマホだけでもノイズが少なくくっきりした画質を得ることができる。

こちらもマイク同様、デスクを使う場合には別途大きな照明スタンドを設置する方が効果的ではあるが、場所や電源が必要になるためここでは単体で光量を確保する方法を挙げようと思う。

とはいえこれも単純で、スマホに接続できる小型のLEDライトが昨今安価で提供されているため、それをそのまま接続するだけでいい。

Web会議の質を上げる簡単な3つの方法
(画像=WEBカメラ用LEDライト付きスタンドCMS-STN2BK
サンワサプライ、『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

撮影スタジオなどで見られるような四角いものから、スマホの周囲を囲むリング型ライトなど様々な形状の商品があるので、家電量販店のホットモックを触るなどして光量と取り回しのバランスを探すのが良いだろう。

なお近年はマイクの項で述べた音響メーカーがスマホ用「撮影キット」を謳う商品を出している例も多いが、これは上記機材を抱き合わせ販売しているものと考えていただければ良い。

Web会議の質を上げる簡単な3つの方法
(画像=RODE Vlogger Kit Universal、『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

ハンドヘルド三脚のクランプ部分にマウントを設けることで、マイクもしくはライト(あるいは両方)と一体化し、スマホをちょっと本格的な小型撮影キットに早変わりさせるコンセプトである。

Web会議をもう少し高画質にしたいが、カメラやスイッチャーのような機材はわからないし高い…という方は、手持ちのスマホとこれら最低限の機材を用いたテクニックでカバーする方法をお試しいただきたい。

なおスマホをPCに外部接続する場合は、接続されたスマホをPC側がWebカメラとして認識するアプリが必要となるため、そのインストールを忘れないようにしよう。

文・金尾 泰之/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

【関連記事】
「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
大人の発達障害検査をしに行った時の話
反原発国はオーストリアに続け?
SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
強迫的に縁起をかついではいませんか?