
ドイツ3部のマクデブルクに所属するFW伊藤達哉(24)は、シント=トロイデンVV(STVV)からのレンタル移籍期間延長により来季もマクデブルクでプレーすることになりそうだ。7日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
同選手は2019年8月に2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のハンブルガーSVからSTVVへ完全移籍。STVVでは東京五輪U24日本代表FW林大地(24)やFW原大智(22)とのポジション争いでおくれをとり、出場機会に恵まれていなかった。
しかし、今年1月21日にSTVVからマクデブルクへ今年6月までのレンタル移籍すると、本来のパフォーマンスを発揮。1月26日開催のリーグ戦でいきなりゴールをマークすると、左ウイングのポジションでレギュラーに定着。加入以降、公式戦全試合に出場してクラブのリーグ優勝、ドイツ2部昇格に大きく貢献していた。
伊藤達哉の取引については、2023年6月までレンタル期間を延長するオプションが盛り込まれているほか、同選手とSTVVの契約期間も2023年6月までであると伝えられていた。その中、選手本人は『ビルト』のインタビューで「2部に昇格しましたし、来シーズンもここにいると思います」とマクデブルク残留が既定路線であることを明言。「個人的には、もっとゴールやアシストを決めたかったですね。来シーズンはそこの結果にこだわりたいと思います」と来季への意気込みを語っている。
そしてハンブルガーSV在籍時に指導を受けたクリスティアン・ティッツ監督とマクデブルクで再会したことについては「マクデブルクに来る前の2年半は、ほとんどプレーできませんでした。だからこそ、ここで多くの仕事を任されて昇格できたことが嬉しいんです」と恩師に対する感謝の言葉を述べている。
なお、伊藤達哉は今月7日開催の第35節・1860ミュンヘン戦で3試合ぶりにゴールをあげて、チームの勝利に貢献している。恩師のもとで完全復調した同選手が、来季はドイツ2部の舞台でフォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧(23)らと顔を合わせることになりそうだ。
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