
明治安田生命J1リーグの浦和レッズに所属するオランダ人FWアレックス・シャルク(29)が、日本でサッカーの特徴や新天地での順調ぶりについて語った。7日、スイス紙『ル・マタン』が伝えている。
同選手は3月25日にスイス・スーパーリーグ(スイス1部)のセルヴェットFCから浦和レッズへ完全移籍。オランダ国内でのメディカルチェックをへて先月上旬に来日すると、先月10日開催の明治安田生命J1リーグ第8節・FC東京戦でデビューしている。
また、タイ国内での集中開催だったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージでは、6試合中3試合に出場して3ゴールをあげている。
そんなシャルクは今月に入ってスイスメディアのインタビューに対応。サッカーにおける欧州と日本の違いを聞かれると「すべてが高い強度という考えに基づいているんだ。そして日本では上下関係を尊重するね。ピッチ上やトレーニングではあまり議論を交わすことがない」
「僕は自分がボールをもらえるように、あるいは誰かがボールを失ったときにそれを取り戻すよう促すために、大声を出すことに慣れている。だけど、日本ではあまりやらないし、(話をすることが)あまり良く思われていない。ただ、(日本に来てから)すべてがうまくいっているんだ。僕がミスをしたとき以外はね」とコメント。チームメイトとの意思疎通のやり方で大きな違いがあることを明かしている。
また、ACL開催期間中ずっとチームメイトと一緒に過ごしていたことについては「タイではバブル方式(での生活)だったけど、僕にとっては理想的な環境だったね。3週間、1日24時間ずっと新しいチームメートと一緒にいることは、チームへの溶け込み方として完璧だったんだ。選手やコーチングスタッフとの関係も構築できたし、慣れることができたよ」と語っている。
そして「日本語は勉強しているのか」と聞かれると、「もう習い始めているけど、フランス語のようにすぐに習得できるとは思っていないよ。ちょっと複雑だね。でも、まずは丁寧な言葉や基本的なフレーズを覚えたいと思っている」と異文化への順応に意欲的な姿勢を見せた。
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