雑誌「KURA」などを発行する出版社のまちなみカントリープレス(本社:長野県長野市、代表:荒川清司)が4月15日付けで長野地方裁判所から破産手続きの開始決定を受け倒産した。まちなみカントリープレスは長野県に本社を構え、信州の観光やグルメ、文化などの情報を発信してきた。主力の月刊誌「KURA」は、2001年11月に創刊され、公称の販売部数は5万部だった。別冊「KURA」や信州のガイドブックシリーズ「ガイドのとら」を不定期で発行してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大により観光需要が激減し、同社が発行する観光客向けのガイド本は苦戦を強いられていた。「KURA」は、3月号を2月20日に発売予定だったが発行を断念、休刊を発表していた。負債総額は約1億7000万円の見通し。JTBの分析によると、今年のゴールデンウィークは1600万人が1泊以上の国内旅行に出掛け、ようやく観光業に明るい兆しが見えてきたところであったが、業績と資金繰りが悪化し倒産に至った。
文・セブツー編集部/提供元・SEVENTIE TWO
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