A.文字盤、ベゼルに表示されている20以上の都市の時刻がひと目ですべてわかる時計

海外旅行、出張時に役立つのが、時差のある二つの国の時刻が一度に確認できる時計だ。 アナログ時計の場合、GMTやデュアルタイムなどそのような機能を備えた時計はいくつかあるが、その最たるものが“ワールドタイマー”だ。 文字盤に20以上もの世界の主要な都市名が表示され、その時刻を、ひと目ですべて確認できるスグレモノである。 しかもニューヨーク、パリ、東京など、主要都市名が書かれた文字盤やベゼルを回転させるだけで時差計算をせずに、時差が異なる地域の時刻を読み取ることが可能なのだ。

【Q69】“ワールドタイマーウオッチ”とはどういった機能を備えた時計を指すのか?
(画像=左のパテック フィリップの時計はひと目ですべての都市の時刻がわかるワールドタイマーウオッチであるのに対し、右のジャガー・ルクルトは都市名が表示されているものの、選択して都市の時刻だけを6時位置のサブダイアルで表示する仕組みのため、これの場合はデュアルタイムウオッチとなる※写真のジャガー・ルクルトは現行モデルではありません、『Watch LIFE NEWS』より 引用)

なお同様に文字盤に都市が表示された時計のことを、総じてワールドタイマーウオッチと認識している人もいるが、あくまでもひと目ですべての都市の時刻がわかるものを指す。

そのためジャガー・ルクルトのマスター・ジオグラフィークのように、たとえ複数の都市名が設定されてあってもこの場合はGMTなどと同じデュアルタイムの分類となる。

文◎松本由紀(編集部)

提供元・Watch LIFE NEWS

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