A.コンコルドのデリリウムIV
時計の薄さというのは、各社が凌ぎを削って開発競争を繰り広げるほど重要なテーマである。
1979年にはすでに、コンコルドからケース厚1.98mmのデリリウムというクォーツモデルが発売されていた(薄さを強調していた広告が当時打ち出されている)。
ちなみに現在、世界で最も薄い機械式腕時計はブルガリが発表したオクト フィニッシモ ウルトラ。総計1.8mmである。世界10本限定で価格は5221万7000円(予価)だ。
では機械式という条件を外した、世界で最も薄い本当の腕時計とは何か。

(画像=左がコンコルドから発表されたデリリウムIV。実用に耐えない仕様であったためコンセプトモデルにとどまった。右は2022年の新作として打ち出されたブルガリのオクト フィニッシモ ウルトラ,『Watch LIFE NEWS』より 引用)
実は世界最薄の腕時計とは前述したデリリウムのコンセプトモデル、“デリリウムIV”で、厚さはケースも含めてなんと0.98mm。
世界最薄の腕時計としてかつてはギネス記録にも認定されていたし、この記録はいまだ破られていない。
文◎松本由紀(編集部)
提供元・Watch LIFE NEWS
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