高級スポーツカーに無骨なリベット留めのオーバーフェンダーを装備させる独特のカスタマイズを行う日本のチューニングメーカーが注目を浴びています。

目次

  1. ランボルギーニ、GT-Rにリベット留めのカスタマイズ…
  2. リバティーウォーク、その原点はあのクルマ
  3. GT-R R35
  4. ランボルギーニ アヴェンタドール
  5. 【動画】ド迫力、リバティーウォーク製アヴェンタドールのエンジンサウンド
  6. フェラーリ 458
  7. 海外でも増している存在感

ランボルギーニ、GT-Rにリベット留めのカスタマイズ…

高級スーパースポーツカーのランボルギーニ・アヴェンタドール、フェラーリ458、そしてR35GT-R…。これらに一際目を引く「リベット留め」のオーバーフェンダーを装着する、ある意味「型破り」なエアロパーツを発表しているのが、名古屋に拠点を置くチューナー、「リバティーウォーク」です。

80年代以降のエアロパーツは、スムースで洗練されたデザインが主流であり、70年代のカスタムといえる「リベット留め」のオーバーフェンダーといったカスタマイズは現在あまり見るものではありません。それだけにこのリバティーウォークの手掛けるマシンの数々は、思わぬインパクトをもたらしているといえます。

またカナダ在住の方のGT-Rをカスタマイズしたモデルが現地で話題となり、カナダのチューニング系雑誌「PAS MAG」の表紙も飾ったのだとか。まさにチューニング界の風雲児となりつつあるブランドといえそうです。

リバティーウォーク、その原点はあのクルマ

北米のショーに、リバティーウォーク代表の加藤氏は自身のスカイライン「ケンメリ」を持ち込んでいます。車高を下げ、勿論「リベット留め」の定番ともいえるカスタマイズ仕様。インタビューによると、「一番大切にしているのはケンメリ。18歳の頃に先輩に教わったカスタム文化、というものが根底にあることを伝えていきたい」といった思いを伝えています。

確かに、この70年代の日本のカスタム文化を現代的にブラッシュアップしたスタイル、として見ると、腹に落ちるものがあります。

一方で、こうした「クラシック」なカスタマイズを現代でブランディングする、というのも勇気が必要だったのでは、と感ずるところです。とはいえ加藤氏は屈託のない笑顔で「好きでやってるだけ」ときっと答えることでしょうね。

GT-R R35

全ては「ケンメリ」から始まった?日本チューニングブランド「リバティーウォーク」が手掛けた車達!
(画像=『CarMe』より 引用)

前述のカナダの雑誌の表紙になったとされるGT-Rです。無骨なオーバーフェンダーはもとより、エンジンや吸排気にも手が入っているそうで、最高出力850馬力を叩きだすのだとか。カスタム費用だけでも1000万円を超えているそうです…。

ランボルギーニ アヴェンタドール

全ては「ケンメリ」から始まった?日本チューニングブランド「リバティーウォーク」が手掛けた車達!
(画像=『CarMe』より 引用)

代表加藤氏の所有するケンメリと同じ水色のカラーリングで仕上げられたアヴェンタドール。Armytrix製のマフラーによる排気音も凄まじい迫力…。

このボディパーツだけで500万円ほど、だそうです。アヴェンタドールと工賃合わせて…うーん、なかなかおいそれと手が届く代物ではありませんね…。

【動画】ド迫力、リバティーウォーク製アヴェンタドールのエンジンサウンド

フェラーリ 458

リバティーウォークがアメリカのチューニングカーの祭典、SEMAショーに参加した際、このフェラーリ 458がなんと、後続車に追突されダメージを受けてしまうというハプニング!

不穏な空気を一瞬感じますが、しかし加藤氏をはじめリバティーウォークの面々が「バンザーイ!!」と叫び、なんとも和やかな空気にしてしまっているのが印象的です。

イベントを楽しもうぜ!という思いだったのではないでしょうか。

海外でも増している存在感

冒頭紹介したように、代表の加藤渉 氏がケンメリ、そしてリバティーウォークのルーツについて語る動画がこちらです。

古典的ともいえる、また日本式のカスタム文化、ビス留めオバフェンで、世界に進出しているリバティーウォーク。ありそうでなかった、というところもインパクトをもたらす一因といえるのかもしれません。

ドイツの「Prior Design」というメーカーも極めて似たパーツをリリースするほどリスペクト、と捉えたほうが良いのでしょうかね)海外でも存在感を増してきたブランド、といえそうです。今後もその活躍と奇抜なカスタマイズカーに注目していきたいですね。

提供元・CarMe

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