「低燃費」で「低価格」、第三のエコカーと呼ばれるダイハツのミライース。2017年にフルモデルチェンジをしたミライースのシートアレンジに迫ります。
Chapter
ゆとりのあるシート設計
シートのアレンジは3種類
シート以外のアレンジ方法
ゆとりのあるシート設計
室内長はグレードによって若干異なっており、室内幅の1,345㎜と室内長の1,240mmは共通でコンパクトな設計になっています。
そして、前後乗員間距離が910㎜と広めにとられているので、後部座席の圧迫感が少ないつくりになっています。また、フロントシートも座る位置が下がったため、頭上の空間にゆとりが生まれました。斜め上と前方の視界も拡張され、安全運転の支えになります。
G “SAIII”:室内長2,025mm×室内幅×1345mm×室内高1,240mm
X “SAIII”:室内長2,025mm×室内幅×1345mm×室内高1,240mm
L / L “SAIII” :室内長1,935mm×室内幅×1345mm×室内高1,240mm
B / B “SAIII”:室内長1,935mm×室内幅×1345mm×室内高1,240mm
グレードGとXの室内長が90mmほどグレードLとBに比べ長くなっています。
シートのアレンジは3種類
シートアレンジ1
前席のシートを後ろに向けて倒すだけですが、ほぼ平らに近い状態にすることができます。しかし、足を伸ばして横になることはできないため少々窮屈に感じるかもしれません。
シートアレンジ2
後席のシートは全グレード共通で一体可倒式になっていて左右のロックを外すことで倒すことができます。シートを倒すと荷室は広くなりますが、2人しか乗車がすることができません。その分荷室のスペースは広がりますので、収納力が格段に向上します。
シートアレンジ3
前席と後席の両方を倒すことでミライースの室内空間で最大の利用ができるようになります。前席と後席の間にできる段差をうまく処理できれば、大人が足を伸ばして横になることもできます。他には、寸法が長い荷物などを載せることもできます。
少ないスペースを有効利用することによってコンパクトなミライースでも収納力が変わります。