まだまだ続くロレックスの異常な高騰...高騰の理由と人気モデルを徹底解説

コロナウィルスの影響で経済が不安定な今、高級時計など現物資産の人気が高まっている。富裕層を中心に、特に人気なのがロレックスだ。今回は、ロレックスの異常な高騰の理由と人気モデルについて解説する。

ロレックスが異常に高騰している理由

ロレックスが異常に高騰している理由はたくさんあるが、主な理由は、絶大なブランド力と希少性、資産価値の高さだろう。

ロレックスを持っていない方でもロレックスについて知っている人は多いはずだ。ロレックスは絶大なブランド力を持っている。

しかしロレックスの生産量はそれほど多くはない。需要と供給のバランスが合っていないため、希少性を産みブランド価値をさらに高めているのだ。

また、ロレックスの圧倒的な信頼からロレックスに資産価値を見いだす富裕層が多く存在する。これも高値の要因だろう。

高騰している人気モデルを紹介

ロレックスの中でも特に高騰している人気モデルを3つ紹介する。

・デイトナ：スポーツコレクション。1990年代にデイトナ人気が加速した。デイトナは素材バリエーションも豊富。特に「コスモグラフ　デイトナ」は絶大な人気を誇っている。500万円代から2,000万円を超えるものまで存在。

・サブマリーナー：ダイバーズウオッチのベンチマーク的存在。機能性が高く、ほぼ完全な対傷性を持つ。探検家やアスリートなどにも人気の一品。特にデイト付きモデルの人気は非常に高い。200万から700万ほどの値がついている。

・デイトジャスト：クラッシックウォッチの典型。特徴的なフォルムを描き、時を超えた洗練された美しさが魅力。ダイヤモンドが全体的、または部分的にあしらわれたものもある。デイトジャストは、制作されてから75年を超えるロングセラー商品で、デイトナなどに比べて流通量が多いため価格は安定していたが、最近は大きく高騰。100万円代から。

今後もロレックスは高騰する可能性が高い

ロレックスの価格は、コロナウィルスの影響により大きく上昇した。「高騰しすぎた」という意見もあるが、今後もロレックスが高騰する可能性は高いと考えられる。

ロレックスのブランド力に陰りは感じられず、また、ロレックスは定期的に定価を上げているからだ。

高級時計はいつの時代も人気だが、その中でもロレックスのブランド力は郡を抜いている。コロナウィルスの影響で経済が不安定な今、現物資産としてロレックスのブランド力に注目が集まっているのだ。

文・渡辺智（1級FP技能士）