A.ある。使用頻度や使い方によって一概にはいえないが、目安は大体7〜10年程度

ソーラー時計は、太陽電池時計とも呼ばれる。つまり、光があたると電気が発生する太陽電池(ソーラーセルやソーラーバッテリーとも呼ぶ)を文字盤の下などに内蔵し、そこで作られた電気エネルギーを二次電池に蓄え、それを利用して時計を動かすというものだ。 しかも太陽光だけではなく、蛍光灯の光でも発電して駆動させることができる。

比較的に安価で販売されているうえに、定期的に電池交換する必要もなく便利なため使っている人も多いのではないだろうか。

そんなエコで便利なソーラー時計だが、半永久的に使い続けられるかというと、実はそうではないらしい。

【Q65】ソーラー時計に寿命はあるのか
(画像=文字盤の下に三つの線で区切られたソーラーセルがあるのがわかる。ここから光を集め、セルの下に設置されている二次電池にエネルギーを蓄えているのだ、『Watch LIFE NEWS』より 引用)

今回、時計メーカー数社と修理技術者に話を聞いたところ、二次電池には寿命があり、長く使っていると容量や充電効率が低下するため、永久には使えないとのことだった。 また使用状況によって10年以上使える時もあれば、5年もしないうちに使えなくなる場合もあるなど、一概に何年まで使用できるとは言えないとの回答だった。

なお二次電池以外にも電子回路といったほかのパーツなど、時計全体としても経年劣化していくため、長く使うにはやはり定期的に点検調整のためのオーバーホールを行うことがおすすめとのこと。

ちなみにカシオ計算機のソーラー時計であれば、約7~10年前後使用できる設計で開発されていると言う。

文◎松本由紀(編集部)

提供元・Watch LIFE NEWS

【関連記事】
【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?