
かつてジュビロ磐田に在籍していたポーランド人GKクシシュトフ・カミンスキー(31)は、現在エクストラクラサ(ポーランド1部)のヴィスワ・プウォツクでプレーしている。そんなカミンスキーがJリーグ移籍の可能性について言及した。2日、ポーランドメディア『TVP SPORT』が伝えている。
同選手は2015年から5シーズンにわたりジュビロ磐田に在籍。来日1年目から正守護神として活躍していたが、2019シーズン途中での監督交代を境にベンチ要員に降格。チームもJ2降格となり、2020年2月にヴィスワ・プウォツクへ復帰していた。
そんなカミンスキーは新型コロナウイルス感染拡大によるリーグ戦中断期間後にレギュラーに定着。昨季はリーグ戦30試合中29試合で先発出場したほか、今季もここまで31試合中28試合でゴールマウスを守り、7回無失点での勝利に貢献。チームもリーグ戦残り3試合の時点で6位と好調を維持している。
その中、カミンスキーは地元メディアのインタビューに対応。「31歳で2024年6月まで契約は残っているが、まだ海外移籍は考えているか」という質問に対して「まず強調しておきたいのは、私はこのクラブでとても良い感触を得ているということだ。何も不満に思っていることはないし、チームの雰囲気も良い。プウォツクをさらに前進させたいと思っているよ」
「海外移籍に関しては、何も考えていないね。絶対にないとは言えないけど、そのようなオプションがあっても断るだろうね。ただ、(ポーランド国内でプレーし続けるためには)最高のパフォーマンスを発揮しなければならない」と語っている。
また、2シーズンつづけて正守護神を務めていることについては「たった1度のミスでチームの中で自分の居場所を失うことはないと分かっている。監督やチームメイトからの信頼はとても大切だよ。ゴールキーパーは自信がないと、リスクを負うことを恐れてしまうことがあるからね」とコメント。監督やチームメイトと強固な信頼関係を築いていることを強調した。
カミンスキーはジュビロ磐田での5シーズン以外はすべてポーランド国内クラブでプレーしている。チームが快進撃を見せていることもあり、どうやらJリーグ再挑戦のプランは今のところ描いていないようだ。
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