
欧州では2021/22シーズンも終わりに近づき、話題になるのは移籍市場ネタであるが、来2022/23シーズンに向けてそろそろ各クラブ動き始める時期に差し迫っている。11月下旬に開催されるFIFAワールドカップ・カタール大会を前に迂闊に移籍を決断しにくい中で、今夏の欧州移籍市場はどのような動きを見せるのだろうか。
今夏の移籍市場を賑わすこと間違いなしの注目3選手について『Sky Bet』のオッズを参考にしながら紹介していきたい。オッズの結果は、日本時間2022年5月1日17:00時点の結果を参考にしている。

アーリング・ハーランド
2019年に開催されたFIFAU-20ワールドカップで、ホンジュラス相手にたった1試合で9ゴールを上げ世界的に知名度を高めたノルウェー代表FWアーリング・ハーランド。今2021/22シーズンもボルシア・ドルトムントの絶対的なエースとしてゴールを量産しているが、21歳という若手ストライカーの獲得を渇望するクラブは絶えず存在している。2シーズン連続でブンデスリーガ20ゴールを達成したハーランドは今後の未来も明るいことだろう。
▼移籍先オッズ
- マンチェスター・シティ:1.03倍
- レアル・マドリード:13倍
- バイエルン・ミュンヘン:21倍
- バルセロナ:26倍
- リバプール:34倍
ハーランド獲得をめぐり様々なアピール合戦が行われているが、現時点ではマンチェスター・シティが獲得に向けてリードしている印象だ。セルヒオ・アグエロ(現バルセロナ)の退団以降、大型ストライカーの獲得をテーマとしているシティにとっても今回のハーランド獲得は最適と考える。順応性、得点力に優れた若武者の次なる新天地は一体どこになるのだろうか。

デクラン・ライス
ハードワークとインテリジェンス性がより求められるようになった近年のサッカー界において、イングランド代表MFデクラン・ライスはその高いハードルを21歳という若さでクリアした。中盤でのボール奪取には可能性を感じるものがあり、積極的な攻撃参加もできる総合値の高いプレイヤーだ。今では所属するウェストハム・ユナイテッドだけでなく、代表でも欠かせない存在と言えるだろう。
▼移籍先オッズ
- マンチェスター・ユナイテッド:4倍
- チェルシー:6倍
- マンチェスター・シティ:9倍
- リバプール:13倍
- ニューカッスル・ユナイテッド:21倍
そんなライスも数多のビッグクラブからの熱烈オファーが絶えない。中でも来シーズンに向けて大幅なアップデートが期待されるマンチェスター・ユナイテッドと、かつてライスがアカデミーの頃に所属したチェルシーが先行している。年齢も若く、今後も飛躍的な成長が見込めるクラブへの移籍を願うばかりだ。

パウロ・ディバラ
今シーズン限りでユベントスとの契約を満了する可能性が極めて高いアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ。この夏の注目銘柄の1人と言えるだろう。豊富な運動量でドリブル・アシスト・フィニッシュいずれも高水準のプレーができるアタッカーだが、先月ユベントスとの契約更新に関する交渉が決裂したと報じられた。近年は負傷しがちなディバラではあるが、獲得に向けて多くのクラブが手を挙げるに違いない。
▼移籍先オッズ
- インテル:3倍
- トッテナム・ホットスパー:5倍
- アトレティコ・マドリード:6倍
- バルセロナ:7倍
- パリ・サンジェルマン:8倍
ディバラの獲得を巡って名だたるビッグクラブがレースに参戦しているが、現時点ではインテルが優勢の模様だ。セリエAを熟知したストライカーがフリーで獲得できるチャンスとなれば、身を乗り出すことは自然だろう。また、トッテナム・ホットスパーやアトレティコ・マドリードなど他国からのラブコールがあることも事実だ。28歳とこれから最盛期を迎えるディバラは、果たしてどのクラブを選択するのだろうか。
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