A.主にエナメル・ポーセリン・ラッカーの三つ
金属製の文字盤が普及する以前、高級機とされるモデルに採用されていた文字盤を紹介していく。

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
・エナメル文字盤 金属製のベースプレートに、ガラス質の釉薬で塗ってから炉で焼成させ、鮮やかで照りのある独特の質感を持たせる技法。琺瑯(ほうろう)、七宝(しっぽう)とも呼ぶ。

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
・ポーセリン文字盤 ポーセリンとは日本語で磁器という意味。その名のとおり陶器を地板に使用した文字盤を指す。独特の光沢がありさらに色褪せが少ないという特徴をもつが、衝撃に弱く割れやすい。

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
・ラッカー文字盤 現代の時計においてもよく見る文字盤。一般的には無色、または着色された塗料の一種で、仕上げとして何層にも重ねて塗布される。乾燥すると硬く耐久性の高い塗面となり、さらに磨くことでエナメルに似た光沢を得ることもできる。これはあくまでも塗装であり、湿気には弱いという弱点をもつ。
文・松本由紀(編集部)/提供元・Watch LIFE NEWS
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