A.最悪の場合、液漏れを起こしてしまう。そうなると修理費用が高額につく

 クォーツ時計は、機械式時計より安価で入手できるぶん複数本持っているという方は多い。そんな方に注意してほしいのが、針が止まったいわば電池が切れた時計についてだ。

 面倒なためそのまま放置してしまうことがよくありがちだが、長期間電池切れの状態のままにしておくと電池から液が漏れ出す“液漏れ”を起こす可能性があると修理技術者は話す。
 この場合、修理できる場合もあるがその際費用は高くついてしまう。
 もし時計を使わない場合は、近くの修理店などで電池を外してもらってから保管しておくことがおすすめだそうだ。

【Q63】針が止まったクォーツ時計を放置してしまうとどうなるか<時計のトラブル編>
(画像=クォーツでも機械式時計でも、内部が繊細にできていることには変わらない。そのため決して自分でやろうとしないこと、『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 ちなみに、自身で裏ブタを開けて電池交換をしたら針が動かなくなったと言って、修理店に持ち込んでくる方もいるそう。
 修理技術者いわく、裏ブタを開けた際に小さなチリが侵入したり、接触して繊細なコイルが切れるなど様々なトラブルにつながってしまうため、決して個人での作業はしないでほしいとのことだ。

文◎松本由紀(編集部)

提供元・Watch LIFE NEWS

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