
トゥールーズ所属の日本代表FWオナイウ阿道(26)は、自らのゴールでクラブをリーグアン(フランス1部)昇格へと導いている。そんなオナイウ阿道にフランスメディア『La Depeche』も注目しているようだ。
同選手は昨年7月に明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスからリーグ・ドゥ(フランス2部)のトゥールーズへ完全移籍。昨年10月から年末にかけて不振に喘いでいたものの、昨年12月18日開催のクープ・ドゥ・フランス(フランス国内カップ戦)3回戦・ニーム・オリンピック戦で2ゴール1アシストをマーク。復調の気配を見せると、年明け以降は再びポジション争いを繰り広げていた。
そして今月25日開催のリーグ・ドゥ第35節・シャモア・ニオールFC戦では、FWリース・ヒーリー(27)の負傷により20分から途中出場。すると1-0で迎えた78分、右サイドからのクロスに頭で合わせて追加点をマーク。トゥールーズは2-0と勝利し、リーグアンへの昇格を決めている。
試合後、現地メディアやサポーターからはオナイウ阿道の活躍を称える声が多く上がっていた。その中『La Depeche』は29日、「アド・オナイウ、トゥールーズのシーズン終盤に登場した漢」という見出しをうち、「この日本人ストライカーはヒーリーの負傷退場を利用して、シーズン終盤でアドバンテージを得ようとしている」と報じている。
また、トゥールーズ率いるフィリップ・モンタニエ監督は「我々は全員がチームに関わっている。控えのメンバーがエネルギーをもたらしている。全員がチームの役に立てるように集中しているんだ」とコメント。リーグ優勝を果たした要因として、選手層の厚さや強靭なメンタリティを挙げている。
なおベルギーメディア『VOETBAL』は先月末、オナイウ阿道にシント=トロイデンVV(STVV)移籍の可能性があると報道。STVVはFW原大智(23)の去就が不透明と伝えられており、原大智の後釜候補としてオナイウ阿道の名前が挙がっているようだ。
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