A.チタンやゴールド、カーボンなど豊富に存在する
ステンレススチールは腕時計のケースに採用される定番素材である。
次点で多いのがゴールド素材。いわゆるイエローゴールドやピンクゴールドと言った、純金に他の金属を混ぜて硬度を高めたものだ。
ほかにも様々なケース素材が多く存在する。今回はその一部を紹介しよう。

ビッカース硬度が約400と言われる18金に対し、約1000ものビッカース硬度を誇るウブロのマジックゴールド。このように新たに開発した素材をケースに用いて独自性を強めているブランドも近年特に多い
・チタン
耐摩耗性、耐蝕性、耐久性、耐熱性に優れた金属。軽量かつ堅牢で金属アレルギーを起こしにくい素材
・ゴールド
純金は24金。時計に使われるゴールドはそこに銅や銀、パラジウムなどを混合させて色味や硬度などを変えて使用される。時計には主に18金(純金75%、その他25%)が使用される
・カーボン
重量が鉄の約四分の一でありながら強度は約10倍という性質をもつ
・プラチナ
白金ともいわれ鮮明な光沢をもつ貴金属。箔に圧延したり極細に加工することもできる柔軟性のある素材で、ケースに使用される貴金属のなかでは最も高級な素材といえる
・セラミック
陶磁器系の非金属素材で、非磁性、高耐蝕性、軽量など、ステンレススチールにはない独自の特徴をもつ。高硬度であるのも特徴で、一般的なステンレススチールと比較すると硬度は約10倍といわれている
・ブロンズ
耐アレルギー性能が低く、汗などで酸化、黒ずみが発生して錆びやすい。ただ経年変化が楽しめるとあって近年高級時計に採用されることも多い
文◎松本由紀(編集部)
提供元・Watch LIFE NEWS
【関連記事】
・【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
・【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
・進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
・菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
・アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?