中卒の年収や月収の実態 | 無資格でも年収を爆発的に高める方法
(画像=ユーくん、『キャリアゲ』より引用)
中卒だと年収が低くなるのかな・・?

でも中卒でも年収の高い人っているよね?どうやったら年収を高められるのかな。
中卒の年収や月収の実態 | 無資格でも年収を爆発的に高める方法
(画像=ダルマちゃん、『キャリアゲ』より引用)
『中卒』だと初任給が安い上に、その後もなかなか年収が上がっていかないケースが多いんだよ。

職種も限られるしな・・・・

でも中には、『大卒』や『高卒』と同じくらい稼いでいる『中卒』の人もいるんだよ。

この記事ではまず中卒の年収や月給の実態を踏まえた上で、年収を爆発的に高める方法をご紹介します!

資格取得の必要性も解説しますので、年収や月収が低くて困っている中卒の人はぜひ参考にしてみてください。

では、見ていきましょう!

Contents
1 中卒の年収や月給の実態をデータで見てみよう
2 中卒で年収を上げるために資格は必要なの?
3 無資格の中卒でも年収を爆発的に高める方法【3ステップ】
4 まとめ

中卒の年収や月給の実態をデータで見てみよう

中卒の年収や月収の実態 | 無資格でも年収を爆発的に高める方法
(画像=『キャリアゲ』より引用)

この章では、中卒の年収や月収の実態をデータを用いて解説します!

●中卒の初任給                 
●中卒の給料内訳                
●中卒の平均年収                
●20代・30代・40代・50代で年収はどう変わるのか

まずは、実際に中卒でもらえる年収や年齢と共に年収がどう変化していくのかを理解しましょう!

中卒の初任給

『中卒』の初任給はおよそ15万円で、これは他の学歴と比較すると最も低い額だということがわかります。

初任給                                

「基本給」+「各種手当(住宅手当・資格手当など)」の最初の給与のことを指し
ています。また、実際にもらえる額は初任給から税金を差し引いた額ということを
理解しておきましょう。                         

以下は、最終学歴ごとに初任給をまとめた表です。

▼最終学歴ごとの初任給

  初任給
中学校卒 150,000円
高校卒  162,100円
高専・短大卒 179,200円
大学卒 206,100円
大学院卒 233,400円

参照:厚生労働省 「平成29年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給」

他の学歴と比較すると中卒が最も初任給が低いことがわかりますね。

『大学院卒』だと年齢は20代半ばになりますが初任給が233,400円と考えると、中卒の人とは83,400円の差額があります。

中卒の給料内訳

ここでは中卒の人が貰う給料の内訳をご紹介します!

初任給の額が15万円という話をしましたが、実際に本人が受け取れる額はそれ以下になるので注意が必要です。

17歳男性 東京都在住の例    

●初任給 150,000円      

●手取り 126,273円      

●初任給から引かれる額 23,727円

▼引かれる額の内訳

  金額
健康保険料 7,402円
介護保険料(40〜64歳対象)  0円
厚生年金保険料(一般の被保険者) 13,725円
雇用保険料(一般の事業の場合) 450円
源泉所得税 2,150円
合計 23,727円

参照:ファンジョブ 「月給手取り計算|給与シミュレーション」

ダルマちゃん

たくさん引かれている!と思う人が多いと思うが、実は雇用者側も税金を払っているんだよ。    

雇っている人の給料は15万円だが、実は税金を含めると雇用者側は173,017円も支払っているんだよ。

税金は国民の義務だからな!仕方ないんじゃ!                         

中卒の平均年収

先ほど中卒の初任給はご紹介しましたが、ここでは中卒の平均年収をご紹介します!

以下に学歴ごとに平均年収を比較しましたので、ご覧ください!

▼平均年収比較表

  平均年収
中学卒 250.8万円
高校卒  264.8万円
高専・短大卒 278.2万円
大学・大学院卒 369.7万円
全学歴平均 304.3万円

参照:第二新卒エージェント neo 「中卒の年収を上げる方法3選!収入(給料)・初任給をUPさせて平均年収を超える」

ユーくん

中学卒だと平均よりも50万円も低いんだ・・・

大学卒の人と比較すると100万円近く違うね。

ダルマちゃん

そうじゃな!                                            

やっぱり大学卒の人たちは給料の良い大企業の一般職や専門的な資格・知識・技術を生かした職に就くからな。

そうなると給料が良いんだよ!                                    

中卒だと給料があまり良くない働き口に限定される上に、昇給が難しいという特徴があるんだ。       

だから、平均年収が他よりも低いという結果になってしまうのじゃ。                   

20代・30代・40代・50代で年収はどう変わるのか

ここでは年代が上がっていくに連れて、年収がどのように変化していくのかを説明します。

まずは、学歴に関係なく年代別の平均年収を表にまとめました。

▼年代別の平均年収

  平均年収
20代 345万円
30代 442万円
40代 507万円
50代以上 622万円

参照:転職・求人doda(デューダ) 「(平均年収/生涯賃金)平均年収ランキング 最新版【年齢別】」

年代が上がっていくに連れて、年収も上がっていく傾向があることがわかりますね。

次に、『中卒』年代別の平均収入データと比較してみましょう!

▼中卒と全学歴平均収入の比較

  中卒の平均 全学歴平均
20代 310万円 345万円
30代 390万円 442万円
40代 440万円 507万円
50代以上 412万円 622万円

参照:厚生労働省「2017年 賃金構造基本統計調査」

ユーくん

やっぱり結構差があるな〜                     

働き始める20代でも差があるけど、50代以降でも差があるのが気になる。

中卒の平均年収は50代以降で下がっているね。            

ダルマちゃん

そうなんだよ。                         

中卒の人は現役でバリバリ働けるうちは年収が上がっていくんだけど、
50代以降は働けなくなったりパートになったりして年収が下がっていく
んだよね。                           

大学卒・大学院卒の人などは、50代以降で経営者になったり会社役員に
なったりすると大幅に年収が上がる。               

しかも、働けなくなっても収入を確保するために株を買ってい    
たり積立をしていたり様々な方法で貯蓄している人が多いの     
も特徴だな。                          

中卒だと他の学歴と比較して年収が少ない上に、50代以降になると年収が下がる傾向にあります。

次の章では、中卒の人は年収をあげるために資格を取得するべきなのかということを検討していきます!

中卒で年収を高めたい人は必見の項目ですよ。

中卒で年収を上げるために資格は必要なの?

この章では、中卒で年収をあげるためには資格が必要なのかどうかを検討していきます。

●中卒でも取得可能で高収入が得られる資格

●年収と資格取得の関係性        

中卒だと受験資格がない資格もありますので、ここでは受験可能な資格をご紹介します。

また、資格と年収がどのような関係なのかを解説し、実際に資格が年収をあげるために必要なのかを考えていきます!

中卒でも取得可能で高収入が得られる資格

ここでは中卒でも取得可能な資格であり、さらに高収入が見込める資格をご紹介します!

    資格              

●公認会計士          
●弁護士            
●税理士            

それでは一つずつ説明していきます!

公認会計士

    仕事内容                              

公認会計士とは『会計監査のプロフェッショナル』で、幅広い業務を行います。 

開業登録をしたのちに監査・会計のスペシャリストになり、独占業務である監査だ
けでなく会計・税務・コンサルティングなども行うことができます。      
●監査(財務諸表監査)                          
●税務                                  
●コンサルティング                            
●組織内会計士                              
    平均年収                              

公認会計士の平均年収はおよそ700〜900万円です。           

働き方次第で年収は大きく異なるので、そのことを頭に入れておきましょう。
●大手監査法人 年収900万円                     
●事業会社   年収500~700万円                  
●コンサルティング会社  年収1,200万円               
●独立     年収1,000万円以上も可能               
●補助者    年収500万円                     
参照:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」          
    合格率                              

令和元年(2019年)公認会計士試験の合格率は10.7%です。          

①短答式試験(1次試験) 22.6%                     
②論文式試験(2次試験) 39.4%                     
参照:公認会計士・監査審査会「令和元年公認会計士試験の合格発表の概要について」

弁護士

    仕事内容                            

弁護士とは高度な法律の知識で人々の権利や利益を守る専門家で、弁護    
士法でその役割を「基本的人権の擁護と社会正義の実現」と規定されています。

高度な専門性が要求され複雑な紛争を解決するので、社会的ステータスも高  
く高収入で人々から大きな信頼を寄せられる仕事です。           

具体的には以下の二つの業務に分けられます。               

●民事事件に関する業務                        
●刑事事件に関する業務                        
    平収均年                           

弁護士は経験年数や働いている地域によっても大きく年収に差が出る職業です。
●開業弁護士 1000~1500万円程度                  
●勤務弁護士(東京大手弁護士事務所) 1000万円以上         
●勤務弁護士(東京中小弁護士事務所) 700~800万円         
●勤務弁護士(東京都以外の弁護士事務所) 500~700万        
参照:法務省「法曹の収入・所得,奨学金等調査の集計結果(平成28年7月)」
    合格率                            

弁護士になるためには司法試験に合格することが必須で、さらに司法試験の受験資
格のために予備試験も事前に受ける必要があります。             

法科大学院を卒業した人は自然に司法試験の受験資格が得られます。      

そして、司法試験合格後も1年間司法修習生となり、期間終了後に『二回試験』 
に合格する必要があります。                       

●予備試験合格率 23.9%(2019年度)                
(短答式試験、論文式試験、口述試験)              
●司法試験 33.63%(2019年度)                  
●二回試験 およそ90%(例年)                   

税理士

    仕事内容                              

税理士は税務・会計のプロフェッショナルで、仕事内容は税務申告や会計業       
務は勿論のこと、税務・会計をベースにしたコンサルティング業務も行うことができます。

税理士になるためには、『税理士試験』に合格に加えて、通算2年以上の実務      
経験が登録要件になります。                           
    平均年収

弁護士は経験年数や働いている地域によっても大きく年収に差が出る職業です。     
●開業税理士 約3000万円                            
●勤務税理士 約700万円                             
参照:日本税理士会連合会「日本税理士連合会が2004年4月に実施したアンケート結果」
    合格率

税理士試験の合格率は毎年15%〜20%の間で推移しています。       

●令和元年度 18.1%                     

会計学に属する科目の2科目(必須)と税法に属する科目のうち3科目(選択必
須・選択)の合計5科目に合格した時点で合格になります。        

各科目とも合格基準点は満点の6割で、一度に全ての科目に合格する必要はなく計
画的に受験し合格を目指すことのできる資格です。             

年収と資格取得の関係性

中卒の人が年収を高めるためには、資格取得よりも実務経験と実績の方が有益である場合が多いです。

実際に中卒の人が資格を取得することで年収を高められるのは、年収の高い職種に挑戦できる権利を与えられるからです。

しかし、資格取得には入念な準備と莫大な勉強時間が伴うことを忘れてはいけません。

全てをかけて勉強するのであれば短期間で合格する可能性もありますが、その期間の収入はほぼ0になります。

また、中卒の人が受験を考える様々な資格の中にはスキルを証明するための資格が多く含まれます。

『スキルを証明する資格を持っている人』と『実務での実績や経験がある人』のどちらが評価され高収入を得られるかと言ったら、実は後者なんです。

高収入が得られる企業や職種につくためには『資格取得<<<実務経験と実績』なので、資格取得に時間を使うよりも一刻も早く実務を経験した方が良い場合が多いのです。

ダルマちゃん

「時間をかけて勉強して受験する」「早く就職して現場で経験を積むこ         
と」、どちらが自分にとって有益かをしっかり考えないとな。            

収入がとびきり良い職種にチャレンジすることのできる資格ならまだし        
も、ただスキルを証明できるだけの資格を狙っているのなら一回考え直した方が良いぞ。