コロポチャが釣果アップの鍵
少し上流に向かうと「いたいた、あれデカいな、2尾いる」。今度は横からのキャストは護岸沿いに雑草が生えているためにむずかしく、姿が見えないようにチヌの進行方向に先回りし、ちょっとキャストし護岸を転がり落ちるカニを演出。そーっとのぞくと「行った×2、見てるな」。
ここで、そっとロッドを持ち上げ、また降ろしてやるとワームも持ち上がり、護岸を登って降りるカニを演出できる。
これにチヌのスイッチが入ったのか、勢いよく護岸ギワで水しぶきが上がり、ロッドに重みが! 「きた~!人間の勝ち~!」「ジッジィィイーーー!」。ハリ掛かりばっちりで2尾目ゲット!
「どこかにいないかな~……いた×3」同じやり方で、もう1尾ゲット!「このコロコロポチャンはヤバい」。
この釣り方、満潮の満水でチヌが護岸沿いに姿を現し、護岸沿いのエサを探してるというのがポイントで、気を付けなければならないのが、不用意に音を立てたり護岸に立ったりしないこと。遠くから護岸沿いを観察しチヌの影を探し、水面ではなく護岸に向けキャストし、転がり落ちるカニを演出してあげるのが釣果アップの鍵となる。
コロポチャに今日一が即反応
その先の上流に行くと「いるな~、でもコイもいるな~」。メバルタックルなので、コイを掛けたら一気に走られ、ポイント壊滅もあり得るので、戻りながらチヌを探すと、先ほど釣れたポイントにまた3尾のチヌが!「ここエサが豊富か? 新しい個体が時間置いたらすぐにストックされるな」。
まずは手前にいる個体に狙いを定めて、コロコロポチャン……。「クッ……」「OK~!」「ジッジィィイーーー!」「真っ黒だな(笑)」「さ~て、次は奥の2尾……ヤバい、1尾デカい……」「老獪(ろうかい)!頭良さそうだな~」。
完全にチヌの姿が見えない所からラインテンションだけでリグを落としていく……。「ジュバッ!」水ギワにまたしても水しぶき!「びっくりしたか? 食ったか?」。
ロッドをサビくと徐々に重みが!「食ってた~!」「ジッジィィイーーー!」「今日一」「ジッジィィイーーー!」。何度かの突っ込みと首振りを楽しみ、ランディング成功!
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その後は1尾バラし、光量もなくなってきたので帰路に。手軽にできる〝コロコロポチャン〟。面白いのでぜひやってみては。
<週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行/TSURINEWS編>
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この記事は『週刊つりニュース西部版』2021年8月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
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