時合い突入でダブルキャッチ

すると、ここから時合いに突入。またも表層を泳がせていたメタルジグに青物がヒット。ギューーンッとラインが引っ張られ、リールのスプールが逆回転する。先ほどより引きが強く、横走りも激しい。

大物を確信し、慎重にファイトを展開していると、釣友の岡氏にもヒット。お互いに魚の位置を確認し、ライン同士が交差することに注意する。また、海面に魚が姿を現してからはバラシを軽減するため、魚にしっかりと空気を吸わせ、おとなしくなってからタモ入れすることを心がける。

私がキャッチしたのは、先ほどより良型のワラササイズ。60cmオーバーともなると、非常に刺激的なファイトが楽しめる。また、釣友の方も50cmクラスのハマチをキャッチ。釣友と大満足の良型ダブルキャッチとなった。

陸っぱりでワラサ&ハマチ手中 朝マヅメのショアジギングにてヒット
(画像=著者はワラサ、岡さんは大ハマチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)、『TSURINEWS』より引用)

当日の感想と今後の展望

そこからは、時折海面で青物が捕食する姿は見えるものの、ヒットには持ち込めず、短い時合いではあったが、2時間ほどで納竿とした。

今回は、マヅメ時に強いグローカラーのメタルジグでヒットには持ち込めたものの、日が昇ってからは攻略が難しい展開だった。その原因のひとつは、青物のエサとなる小魚のサイズがまだまだ小さいことにあるが、今後はエサのサイズも大きくなり、イージーな展開も多くなってくるだろう。

また例年に比べ、この時期としてはサイズも良型ぞろいのため、今秋には非常に期待している。ショアジギングはこれからが本番だ。

<週刊つりニュース中部版APC・橋本広基/TSURINEWS編>

▼この釣り場について

南伊勢

この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年8月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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