美容室「タヤ(TAYA)」を全国でチェーン展開する田谷は4月21日、2022年3月期の通期業績予想を下方修正した。売上高は65億1900万円(修正前は70億1900万円)、営業利益は11億600万円の赤字(同4億4600万円の赤字)、当期純利益は4億1800万円(同12億1500万円)に修正し、営業赤字の見通しとなった。今年に入りオミクロン株の感染者が急増し、客数の減少などが影響して、前回予想を下回る見通しとなった。田谷は2022年度から3年間の中期経営計画を策定し、創業から60周年を迎える2024年度には売上高79億2000万円、営業利益3億1400万円、当期純利益3億300万円を目標数値としている。

さらに、田谷は同日、代表取締役社長の保科匡邦氏の退任を発表した。新社長には現取締役執行役員の中村隆昌氏が6月21日開催の株主総会で選出され、正式に決定したのち就任する予定だ。中村隆昌新社長は、東海大学政治経済学部を卒業後、1996年に田谷に入社。経営企画部長や管理本部長などを歴任してきた。現在48歳。また、社外取締役には「おニャン子クラブ」のメンバーとして活躍した生稲晃子氏が就任した。生稲氏は4月6日、自由民主党の公認を受けて夏の参議院選挙の東京選挙区に出馬することを表明している。

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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