2017年にフルモデルチェンジを果たしたミライース。低燃費で低価格、先進の安全性能を装備と、至れりつくせりな感じの新型ミライースですが、欠点はあるのでしょうか?今回は、ミライースのちょっと気になった点をご紹介します。
文・PBKK
燃費が少し悪くなった?
最近の軽自動車の燃費は昔に比べ驚くほど向上しており、経済的にも環境的にも配慮されているためハイブリッドやEVカーに続くエコカーとしての地位を確立しています。
ダイハツのミライースも燃費の良さではセダン型軽自動車の中ではトップクラスですが、新型にフルモデルチェンジしたことで、先代でも好評だった燃費の良さは引き継がれているのでしょうか。気になるミライースの燃費を比べてみました。
FFモデル
旧型ミライース【X “SA” / X / L “SA” / L / G “SA” / D / 特別仕様車 X “リミテッドSA”】
35.2km/L
新型ミライース【G “SA III” / X “SA III”】
34.2km/L
特別仕様車【G “リミテッドSA III” / X “リミテッドSA III”】
34.2km/L
【L “SA III” / L / B “SA III” / B】
35.2km/L
4WDモデル
旧型ミライース【Xf “SA” / Xf / Lf “SA” / L f Gf “SA” / 特別仕様車 Xf “リミテッドSA”】
32.2km/L
新型ミライース【G “SA III” / X “SA III” / L “SA III” / L / B “SA III” / B】
32.2km/L
特別仕様車【G “リミテッドSA III” / X “リミテッドSA III”】
32.2km/L
※ JC08モード(燃費消費率)
先代と比較した場合、若干ですが下回っていることがわかります。また、ミライースはハイブリッドでもエネチャージでもないことを考えると欠点とは言えないかもしれません。
居住性が悪い?
フルモデルチェンジ時に新しいモノコックを採用し、後部座席の居住性が変わったことはコンパクトな軽自動車のミライースに大きなアドバンテージを与えました。確かに足元の余裕は素晴らしくよく考えられていますが、シートの座面が短く、また硬いため後席に座って長距離を走った場合は疲れが出るかもしれません。
また、頭上の圧迫感も大柄な男性が乗った場合は、常に意識する部分になることは避けられないでしょう。他にも、運転席、助手席側のシートはヘッドレストの一体型、後席は上位グレードのG以外はヘッドレストが標準装備されていないことが不満点として挙げられます。シートに関しては、クッションなどでの対策が必要になるかもしれません。